採光や洗濯にも影響。マンションのちょっと変わったバルコニー

採光や洗濯にも影響。マンションのちょっと変わったバルコニー

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回は、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
マンションのバルコニーは、洗濯物を干すのはもちろん、災害時の避難通路としても使われる場所です。リビングに面した外壁に1ヶ所だけ突き出ているのが一般的ですが、他にもバリエーションがあることをご存知でしょうか。ここでは、ちょっと変わったタイプのバルコニーを紹介します。

ちょっと変わったバルコニー1:両面バルコニー

【お悩みごと】
私は風通しのいい開放的な家が好きなのですが、マンションのカタログや間取り図を見ていると、どの物件もバルコニーは1ヶ所にしかついていないようです。マンションの構造からいっても、三方は廊下と隣室に囲まれていますし、仕方のないことなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
2ヶ所以上のバルコニーを有する物件はあります。南北もしくは東西に、向かい合う形でバルコニーが設けられたタイプが「両面バルコニー」、向かい合っていない場所(北と東など)にバルコニーがあるタイプが「2面バルコニー」です。特に両面バルコニーは、居室が基本的に共用廊下に面していないため、独立性が高くなります。開放感はもちろん、プライバシーを重視する方にも向いているでしょう。

ちょっと変わったバルコニー2:サービスバルコニー

【お悩みごと】
マンションの情報を集めていたところ、通常のバルコニーとは別にもう1ヶ所、細いバルコニーがついている物件を見つけました。ここにも洗濯物を干したりできるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
ご指摘の小さなバルコニーは「サービスバルコニー」といいます。文字通りサービス的に設けられているスペースで、奥行きは広くても1m程度であることが多く、作業に使うことを想定していません。そのため洗濯物を干すのは困難ですが、通風や採光に役立つのは確かで、エアコンの室外機を設置することもできます。長く伸びて通常のバルコニーと連結され、開放感抜群になっている物件もありますから、いろいろ探してみましょう。

ちょっと変わったバルコニー3:インナーバルコニー

【住民の声】
私の住む地域はぐずついた天気が多く、しょっちゅう洗濯物を濡らしてしまいます。庇(ひさし)を増設しようとも思ったのですが、管理規約の関係で難しいようです。マンションはどこもこんなものなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
雨で洗濯物を濡らしたくない方には「インナーバルコニー」のある物件がおすすめです。外壁に突き出した通常のバルコニーと異なり、部屋に収まる形で作られいます。雨の日でも洗濯物を干しやすいのはもちろん、リビングの延長としても使えるでしょう。その代わり、隣接する部屋が壁によって暗くなってしまう場合があるので、インナーバルコニーにどれだけの価値を見いだせるかが重要です。

まとめ:物件を探す時は、バルコニーの数や形状にも注目!

バルコニーは洗濯物を干すためだけの場所ではなく、採光や通風にも関わる重要な部分です。部屋の雰囲気にも影響しますから、理想的なバルコニーを持つ物件を探してみましょう。

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