洗濯物はどこに干す? バルコニーがないマンションの特徴
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
マンションで洗濯物を干す場所といえば、バルコニーに干すことを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、中にはバルコニーがないマンションもあるのです。今回は、バルコニーのないマンションの特徴を紹介します。
バルコニーのないマンション1:作らないのは安全性や景観の問題
【住民の声】
マンションを購入するために情報を探していたところ、バルコニーがない物件があることに気がつきました。洗濯物を干すのにも使えますし、あって当たり前のようなスペースだと思うのですが、なぜバルコニーを作らないのでしょうか?
多くの場合は、安全性に配慮した結果です。高層マンションでバルコニーを作ると、そこから転落したり洗濯物などを落としてしまったりするおそれがあります。
また、高級感のあるタワーマンションなどでは、バルコニーに洗濯物が干されていると景観を損ね、物件の価値に関わるでしょう。そのため、バルコニーに洗濯物を干すのを禁止するか、そもそもバルコニーを作らないケースもあるほか、窓が開けられない物件も存在します。
バルコニーのないマンション2:部屋干しの工夫が必要
【住民の声】
とても素敵な高層マンションを見つけたのですが、1つ気になる点がありました。バルコニーがないのです。この場合、洗濯物は部屋干しするしか方法はないのでしょうか。私は生乾きの臭いが大嫌いなので、なるべく避けたいのですが……。
バルコニーがない物件では、洗濯物は部屋干しするのが基本です。ある程度以上の規模の物件なら、浴室に洗濯物を吊るして浴室乾燥機で乾かせるようになっていたり、洗濯物の乾燥専用の部屋が用意されていたりします。それらがない場合は、部屋干し用のグッズを活用し、除湿機なども併用して乾きやすくするといいでしょう。
バルコニーのないマンション3:清掃不要で防犯性も高いのがメリット
【住民の声】
バルコニーのない物件は洗濯物が外に干せないし、窓さえも開かないのなら空気の入れ替えもできないし、何もいいことがないような気がします。バルコニーなしの物件にメリットがあれば教えてください。
大きなメリットは、バルコニーの掃除やメンテナンスが必要ないことです。雨風にさらされている以上、バルコニーはとても汚れやすく、定期的な掃除は欠かせません。そもそもバルコニーがなければ、そのような手間もなくなるのです。
また、足場がなく泥棒も侵入しにくくなることから、防犯性が高まるというメリットもあります。マンションでは24時間換気システムが動いているため、空気の入れ替えもそれほど問題ありません。
まとめ:バルコニーなしの物件にも魅力はある!
マンションにはさまざまなバリエーションがあり、バルコニーなしの物件もその1つだといえます。高層マンションを探している時は候補に入りやすいので、特徴をよく理解しておいてください。