居住者なら誰もが使う!マンションのゴミ置き場のあり方

居住者なら誰もが使う!マンションのゴミ置き場のあり方

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

「ゴミの出し方を守っていない人がいる!」というのはご近所トラブルの定番ですが、これはマンションでも発生します。敷地内にゴミ置き場があることも多く、衛生環境にも配慮しなければなりません。ここでは、マンションのゴミ置き場のあり方について考えてみましょう。

マンションのゴミ置き場のあり方1:ルールを守ってもらうには?

【管理組合の声】

分別やゴミ出しの曜日など、ゴミ置き場のルールを守ってくれない居住者が何人もいるようです。注意喚起をしてもあまり効果がありません。防犯カメラはあるので、犯人を特定することはできると思うのですが、あまり大事にはしたくないのです。どうすればいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】まず、ゴミ置き場の環境を見直してみてはいかがでしょうか。普段から清掃や整理整頓がされていないと、居住者もゴミを乱暴に放り込んでしまいやすくなります。汚れが目立っていれば清掃し、ゴミの種類ごとの置き場所や曜日などを大きく掲示するといいでしょう。回収が終わったらカゴやネットなどもしっかりと片付け、普段から「整理されている」という雰囲気を出してみてください。

マンションのゴミ置き場のあり方2:出す時間に間に合わない時

【管理会社の声】

当マンションのゴミ置き場は、出す日の朝に鍵を開けるようにしているのですが、開ける前にゴミ袋を放置していく人が必ずいます。先日現場を見かけたので注意したところ、「私は早朝出勤だからこの時間にしか出せない。これくらい大目に見てほしい」と言われてしまいました。どうするのが正しいのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】マンションは大勢の人が暮らしており、その生活パターンは一定ではありません。ゴミ置き場を開放する時間を限定しすぎると、夜勤や早朝出勤の人がゴミを出せない事態も考えられます。もう少し早い時間に鍵を開けられるよう、ルール変更を検討してはいかがでしょうか。外から隔離されたゴミ置き場であれば、24時間使用可能にしても大丈夫かもしれません。

マンションのゴミ置き場のあり方3:ゴミを漁る人への対策

【居住者の声】

先日、私の出したゴミを勝手に漁っている人がいました。大したものは入っていませんが、気持ち悪くて仕方がありません。管理組合に言って、注意してもらうべきでしょうか。

【お悩み解決のポイント】「ゴミ置き場のゴミは、すでに所有権を放棄したものか?」という疑問については、法的にも判断が分かれています。しかし、所有権を放棄していようといまいと、勝手に漁られれば気分のいい話ではないでしょう。ゴミから個人情報を調べようとしている可能性もありますから、管理組合に相談し、注意喚起してもらうことをおすすめします。

まとめ:ルールを守り、きれいなゴミ置き場を作ろう

人が生活していれば、ゴミも必ず発生します。ゴミ置き場の状態は、マンションの環境のバロメーターといってもいいでしょう。誰もが気持ちよく使えるよう、それぞれがルールを守り、整理整頓をしっかりと行ってください。

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