マンションでも2階がほしい!メゾネットタイプの部屋の特徴

マンションでも2階がほしい!メゾネットタイプの部屋の特徴

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。

マンションには、さまざまな構造の部屋が用意されています。その中でも、特に個性的なのがメゾネットタイプの部屋です。簡単にいうと「2階がある部屋」のことなのですが、一般的な部屋とはどのように異なるのでしょうか。ここでは、メゾネットタイプの部屋の特徴を解説します。

メゾネットタイプの部屋の特徴1:ロフトとの違い

【住民の声】

マンションの部屋を探していたところ、「メゾネット」になっているという部屋を発見しました。「マンションなのに2階がある」という点が気に入り、家族にも話してみたのですが、「それってロフトのことじゃないの?」と微妙な反応。確かに、ロフトとの違いがうまく説明できません。どのような差があるのでしょうか。そもそも、メゾネットというもの自体がよくわからないのですが……。

【お悩み解決のポイント】

メゾネットとは、内部が2階層以上に分かれている部屋のことです。フランス語の「maisonnette」に由来し、日本語では「複層住戸」といいます。マンションの2つの階層にまたがって部屋が作られていることが多く、中には3階層分の空間を2つに分けた贅沢な部屋もあるほど。単純に「2階がある部屋」と捉えても構わないでしょう。

一方、ロフトは建築基準法では「小屋裏物置等」といい、「居室」には該当しません。「天井高は1.4メートル以下」「ロフトの床面積は、その階の床面積の2分の1未満」など、さまざまな制限もあります。「内部に階段がある=メゾネット」ではないことにご注意ください。

メゾネットタイプの部屋の特徴2:快適な理由

【住民の声】

昔から大きくて開放的な部屋に憧れていたので、メゾネットタイプには非常に興味があります。しかし、実家も2階建てでありながら狭さを感じる家だったので、メゾネットだから快適とは限らないかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

メゾネットタイプの部屋が広く快適に感じられるのは、2階建てであること自体に加え、吹き抜け構造やバルコニーの存在も大きく影響しています。さらに窓が大きかったり多めにあるとすれば、とても開放感のある部屋になるでしょう。

その一方で、階段に一定の面積を割いているため、全体の広さの割に有効利用面積が少ないケースがあるのも事実です。加えて、階段が急だと上り下りが大変になり、部屋が広い分冷暖房の効率も落ちるかもしれません。「メゾネットだから快適なはず」と考えるのではなく、さまざまなタイプの部屋を見学して決定するのが望ましいでしょう。

メゾネットタイプの部屋の特徴3:メゾネットでの子育て

【住民の声】

子供が大きくなり、自分用の部屋を欲しがるようになりました。現在の住居では手狭なので、新しいマンションの購入を考えています。ただ部屋を与えるのではなく、ある程度プライバシーにも配慮してあげたいのですが、おすすめの物件はないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

メゾネットタイプであれば、家族の部屋を1階と2階に分けることができ、プライバシーを保ちやすくなります。加えて、2階部分なら多少走り回ってもマンションの下の階に音が響きにくいので、小さなお子さんがいても安心です。高層階にメゾネットの部屋を設けたマンションは意外と多いので、ぜひ探してみてください。

まとめ:メゾネットを使いこなして快適生活!

メゾネットタイプの部屋は、より個性的な部屋を探している方におすすめできる物件です。いくつか注意点はありますが、特徴を理解すればとても快適な部屋になるので、選択肢に入れてみましょう。

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