冷房を使わずに涼しくする!マンションの暑さ対策

冷房を使わずに涼しくする!マンションの暑さ対策

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
近年の日本では、夏の暑さに悩まされることが増えています。2018年の夏も、記録的な猛暑となりました。どうすれば、夏をできるだけ涼しく過ごすことができるのでしょうか。ここでは、冷房に頼らないマンションでの暑さ対策を考えてみましょう。

マンションの暑さ対策1:空気の入れ替え

【住民の声】
夏になると、部屋の中がムワっとして我慢なりません。換気システムは24時間稼働しているはずなのに、どうして空気が入れ替わらないのでしょうか。窓を開けてみても、空気が入れ替わるまでにはかなり時間が変かかり、やむをえず冷房に頼っています。できるだけ効率よく空気を入れ替える方法を教えてください。

【お悩み解決のポイント】
マンションの換気システムは、あくまでも最低限のハウスダストや湿気を追い出すためのものです。夏の猛烈な暑さによって温められた空気を大量に放出できるほどの力はありません。また、効率のよい換気を行うには空気の通り道を確保する必要があるため、窓を開けるだけでは不十分です。防犯を意識しつつも、時には窓と入り口を全開にして、空気を一気に入れ替えてみてはいかがでしょうか。

マンションの暑さ対策2:遮熱カーテン

【住民の声】
朝起きたばかりの時はそれほど暑くないのですが、仕事から帰ってくると家が灼熱地獄になっています。日中の暑さが想像以上に厳しいようです。まさか1日中エアコンをつけておくわけにもいきませんし、帰ってきたらすぐに換気するしかないのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
日中の室温の上昇を抑制するには、日光が当たるのを防ぐのが1番です。一般的なカーテンでは日光の熱を防ぎきれないため、遮熱カーテンに交換してみましょう。窓に遮熱フィルムを貼ったり、伝統の簾(すだれ)を使ったりするのも有効です。

マンションの暑さ対策3:グリーンカーテン

【住民の声】
近所のマンションは、節電と暑さ対策を兼ねてグリーンカーテンを実施しています。素晴らしい取り組みだと思うので、私もぜひ行ってみたいのですが、無許可で行っても大丈夫なのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
グリーンカーテンは、夏の厳しい日光を防げるだけでなく、一面の緑によって外見が爽やかになるのがメリットです。しかし、鉢植えやプランターを設置することになるため、バルコニーに物を置くのが禁じられているマンションでは実行できません。また、一部の部屋だけが行なっていると「歯抜け」になってしまい、かえって見た目が悪くなるという問題もあります。

そこで、自分だけでグリーンカーテンを実施するのではなく、活動に賛同するご近所さんとともに管理組合に意見を出してみてはいかがでしょうか。効果を理解してもらえれば、バルコニーに物を置くのがNGのマンションでも、ルールが改正される可能性があります。

まとめ:工夫を凝らしてマンションの暑さを和らげよう!

コンクリートでできたマンションは、どうしても熱を溜め込みやすい性質があります。夏を涼しく過ごすためには、居住者の努力も必要です。ちょっとした工夫で驚くほど室温を下げられるので、ぜひ試してみてください。

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