空気を入れ替えて気分爽快。マンションの換気のポイント

空気を入れ替えて気分爽快。マンションの換気のポイント

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
最近のマンションは昔に比べて機密性が高く、その分換気が重要になっています。
今回は、マンションの換気を効率よく行うポイントを見ていきましょう。

マンションの換気1:雨の日でも換気はする

【住民のお悩み】
私の住む地域は雨や雪の日が多く、1年を通してじめじめしています。
少しでも晴れ間があれば積極的に空気を入れ替えるのですが、ふと気になったのがマンションの換気システムです。
24時間換気をしてくれるのはいいとして、雨の日にもシステムが動いていると、かえって湿気を取り込んでしまうのではないでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
雨の日に換気システムを動かしたからといって、湿気が増えるようなことはまずありません。
湿気は家中のさまざまな場所から侵入してくるため、むしろどんどん換気をして空気を入れ替えなければならないのです。
実際に、少し換気システムを停止させて、湿度の変化を観察してみてください。
窓を閉め切っていると、湿度が上昇していくはずです。
そのため、雨が侵入してこないのであれば、雨の日でも窓を開けて構いません。
晴れの日と同じように、空気の入れ替えによって湿気を逃がしてくれます。
それほど雨がひどくないなら、少しだけ窓を開けてみてはいかがでしょうか。

マンションの換気2:システムの騒音対策

【住民のお悩み】
換気システムのモーター音が気になって仕方がありません。
また、外からも車の走る音や人の話し声が侵入してきます。システムを止めるわけにもいきませんし、どうすればいいのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
モーター音が気になる時は、換気システムの風量を調整できないか確認してみましょう。
可能であれば、少し弱くするだけでも音が小さくなることがあります。
また、もしかするとシステムの老朽化により、異音が出やすくなっているのかもしれません。
管理会社に報告して、確認してもらうことをおすすめします。
一方、外から侵入してくる音に対しては、市販のサイレンサー(防音パイプ)を使うのが有効です。
排気口や給気口をきれいに掃除した上で取り付けてみてください。
室内の話し声や楽器の音が、外に漏れるのを防ぐ効果も期待できます。

マンションの換気3:冬場の寒さへの対策

【住民のお悩み】
冬に換気システムの給気口に近づくと、寒くて仕方がありません。
暖房の効率も落ちているような気がします。
これはどうしようもないのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
給気口の多くは外部の空気をそのまま取り入れているため、冬場はどうしても周辺が寒くなります。
また、暖房効率に影響するのも否定できないでしょう。
だからといって換気システムを止めると、湿気がこもり結露が発生しやすくなります。
ハウスダストなどの排出も妨げられるため、法律の関係もあってシステムを停止させるわけにはいきません。
そこで、給気口の近くで活動せずにすむよう、部屋の間取りを見直してみましょう。
机や椅子など、長時間すごす場所を給気口から離せば、それほど寒さは気になりません。
さらに、サーキュレーターを設置するなどして暖房の効率アップを図れば、換気システムのデメリットを軽減できます。

まとめ:積極的な換気は、健康的な生活につながる

マンションの換気は、健康に生活するためにも欠かせません。
換気システムが正常に作動しているか確認するのはもちろん、窓を開けての換気も積極的に行い、新鮮な空気を取り入れましょう。

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