あなたは誰?マンションで不審者を見かけた時の対処法
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
マンションの中で、明らかに入居者ではない不審な人を見かけたことはないでしょうか。
マンションには大勢の人が出入りする関係上、不審者が侵入する可能性もあることに注意しなければなりません。
今回は、不審者と遭遇した場合の対処法を見ていきましょう。
身の危険を感じたら即通報!警察の記録に残すことが大切
【よくあるお悩み】
部屋に1人でいる時、不審者がやって来たことがあります。
どうやら中に人がいないか確認しているようでした。警察に通報するか迷っているうちに去ってしまったのですが、やはり通報するべきだったのでしょうか。
【お悩み解決のポイント】家に不審者がやってきた時の鉄則は、身の危険を感じたら即座に警察に通報することです。
管理組合や管理会社に断りを入れる必要はありません。
具体的な犯罪行為がなければ警察は不審者を逮捕できませんが、通報に対応したこと自体は記録に残ります。
マンションに不審者がいるという認識を、警察に持ってもらうことが大切なのです。通報を行ったことは管理組合にも報告しましょう。掲示板に注意文を掲示してもらう事も有効です。
奇妙なマークは不審者のマーキングかも。すぐに消そう
【よくあるお悩み】
マンションの中で不審者を見かけると、ご近所さんの間で噂になっています。
私の家でも、不自然にインターホンが鳴ったことがありました。
その上、インターホンの下の方に謎のマークが小さく書かれているようなのです。
これは何なのでしょうか。
【お悩み解決のポイント】部屋のドア周辺に小さく書かれているマークは、不審者のマーキングである可能性があります。
「この家は女性の住人1人」とか「昼間は家にいない」とかいったことを暗号化して書き残しておくのです。
こうすれば、次に来た時も侵入しやすい部屋を判別できますからね。
最悪の場合、複数の不審者がマーキングによって情報を共有している場合もあります。おかしなマークを見つけたら、写真を撮って記録に残した上で、すぐに消してしまいましょう。
管理組合または管理会社にも相談してください。
不審者と鉢合わせたら元気にあいさつ。近隣との交流も大事
【よくあるお悩み】
マンションの中で不審者と鉢合わせたことがあります。
その時は怖くなって逃げてしまったのですが、もしかすると侵入する家を物色していたのかもしれません。
どうすればよかったのでしょうか。
【お悩み解決のポイント】不審者を見かけた時の有効な対処法は、笑顔であいさつをすることです。
大抵の場合、驚いて逃げていくでしょう。「顔を見られた」と考えるので、予定していた犯行を中止する可能性もあります。
見方を変えるなら、普段から入居者同士の交流が活発であいさつもよく行われるマンションは、犯罪が発生しにくいといえるでしょう。
マンションは人間関係が希薄化しやすいので、意識してご近所さんとの交流を持つようにすることも大切です。
まとめ:不審者への対処法を身につけ、犯罪を防ごう
管理組合の人や管理人が常駐していたとしても、マンションへの不審者の侵入を完全に防ぐことはできません。
正しい対処法を身につけ、犯罪行為を防ぎましょう。
身の安全を最優先にし、危険を感じたら即座に警察に通報してください。
管理組合と不審者の情報共有をし、掲示板への注意文の掲示など、マンション全体で取り組むことも大切です。