入居者に緑を提供するために。マンションの植栽管理法

入居者に緑を提供するために。マンションの植栽管理法

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
植栽はマンションに欠かせない存在です。豊かな緑は、景観や価値の面でマンションに恩恵を与えてくれます。ここではマンションの植栽管理について見ていきましょう。

植栽は緑の力で景観をよくし、資産価値を高める

植栽はマンションに自然の彩りを加え、景観をよくしてくれます。特に自然の少ない都市においては、緑のオアシスとして機能するでしょう。ある程度の高さの木なら、外からの視線を防ぐフィルターとなり、マンションのプライバシー性を高めてくれます。ベンチなどを設置すれば、入居者の憩いの場としても使えるのです。

また、資産価値を高める効果も忘れてはなりません。四季に応じた景観が楽しめることは、マンションの大きな長所となります。たとえ築年数が古いマンションであっても、しっかりと手入れされた植栽があれば、マンションを探す人の目を引くことができるのです。

木は成長するもの。数年後を見越したメンテナンスを考える

年月が経過して木が成長すると、過密化によって当初の景観が崩れてしまいます。
木が大きくなりすぎれば、日照の悪化につながることもあります。

したがって、植栽は継続して剪定や間引きなどのメンテナンスを行うことが大切です。木がどのくらい成長するのかを調査し、予測を立て、必要に応じて伐採や植え替えなどの計画を立てていくことになるでしょう。

植栽の管理費用は計画に入れる。専門会社に管理を委託してもOK

マンションの景観を維持するためには、植栽の維持管理は必要となります。
植栽が荒れていると景観が悪くなり、資産価値を低下させかねません。

当然ながら、維持管理の費用は管理計画に盛り込んでおくことが望まれます。ひとつ見落としがちな点ですが、木が大きく成長すれば維持管理の手間が増え、より費用がかかることも忘れてはなりません。

どのような頻度で維持管理を行うかについても考えておく必要があります。落ち葉の清掃や水やりは、日常的に行う必要があります。一方、大規模な剪定や伐採も年単位で計画し管理組合内で合意形成し、専門会社に委託する必要があるでしょう。

植栽を美しく維持して、マンションの価値を高めよう

植栽は生き物ですから、成長したり枯れたり、なかなか人間の都合どおりにはいかない場合があります。丁寧に世話をして、美しい植栽を維持していきましょう。

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