事故・無断駐車・ゲリラ豪雨にどう対応する？マンションの駐車場管理
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションの駐車場は、接触事故や無断駐車といったトラブルが発生しやすい場所です。今回は駐車場トラブルの参考事例を見ていきましょう。
接触事故の解決は当事者同士で
「駐車場に車を停めようとしたところ、誤って他の入居者の車にぶつけてしまいました。警察や保険会社へまず連絡しようと思いますが、マンション管理組合や管理会社への連絡も必要でしょうか。」
マンション管理 対応のポイント
駐車場内で起こった事故対応については、原則的に当事者同士で解決してもらうことになります。交渉について介入することはありません。事故の内容を知らせていただけば、同様の事故が起きないような注意喚起に役立てることはできるでしょう。
無断駐車は外部の人かも。注意書きで警告しよう
「我が家の駐車スペースに車を無断駐車している人がいます。日中は家族が車を使っているので大丈夫なのですが、時々帰宅時間になっても車が停まっており、我が家の車が駐車できないことがあり、困っています。」
マンション管理 対応のポイント
まずは無断駐車をしている車の所有者を特定する必要がありますが、車の所有者が外部の人だった場合、所有者の連絡先はわかりません。注意書きをワイパーにはさんで警告したり、車の持ち主が帰ってくるのを待って直接注意するなど、当事者間での解決を促しましょう。
ゲリラ豪雨に備えて事前の移動を
「マンションの地下駐車場を借りています。普段の雨は大丈夫ですが、ゲリラ豪雨のときにかなり雨水が上がってきていました。もっと多く降ったら浸水するのではと心配です。」
マンション管理 対応のポイント
地下駐車場では、想定される降雨量に応じて適切な排水設備が設計されているはずですが、その想定を大幅に上回る雨が降った場合には浸水する可能性があります。
天災級の大雨では浸水が起こりうることを認識し、各マンションで事前に対応ルールを定めることが大切です。
車の移動をどのようなタイミングで、どうやって呼びかけるかを決め、入居者、管理組合、管理会社で共有しておきましょう。
まとめ：事故やルール違反、災害に備えて、
駐車場はマンションにとって必須の設備ですが、トラブルも起こりやすい場所です。駐車場で発生するリスクを認識し、準備をしておきましょう。
また、自動車には自動車保険が適用になりますので、改めて保険内容の見直しを促すことも良いでしょう。
