突然止まったら大変!マンションのエレベーターのトラブル

突然止まったら大変!マンションのエレベーターのトラブル

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

5階建てや6階建てが当たり前のマンションにおいて、エレベーターは必要不可欠な存在です。ここでは、エレベーターのトラブルへの対処法を考えてみましょう。

マンションのエレベーターのトラブル1:適切な修理と点検

【居住者の声】

先日、エレベーターに乗っている時に、突然何かに引っかかったかのような衝撃がありました。やはり、管理会社に連絡した方がいいのでしょうか? 修理するとなると、エレベーターが使えなくなってしまいますが……。

【お悩み解決のポイント】

エレベーターは機械ですから、定期的なメンテナンスはもちろん、急なトラブルが起きた時の修繕も必要です。一歩間違うと大事故につながりかねないので、不審な点があればすぐに管理組合や管理会社へ通報してください。
もちろん、修理中はエレベーターが使えなくなりますが、ある程度はやむをえないでしょう。問題は、異状があったのでエレベーターを停止させているにも関わらず、いつまでも修理が行われない場合です。生活の質を大きく下げることになりかねないので、管理組合を通じて確認を取ってみてください。

マンションのエレベーターのトラブル2:設置台数のルールはある?

【居住者の声】

私のマンションには、エレベーターが1台しかありません。居住者の人数に比べて、明らかに不足しているように感じます。おかげで出勤や帰宅の時間帯は大混雑です。エレベーターを増設することは可能でしょうか?

【お悩み解決のポイント】

現在、エレベーターの設置台数を定めた法律はありません。維持管理には少なくない費用もかかりますから、必要最低限の台数しか設置していないケースもあると思われます。増設は設計上の問題がなければ可能ですが、非常に大きな費用が発生しますので、増設を強く望むなら、管理組合に働きかけ、まずは理事会の議題としてみてはいかがでしょうか。

マンションのエレベーターのトラブル3:維持費は誰が負担すべき?

【居住者の声】

私はマンションの1階に住んでいるので、エレベーターはほとんど使いません。それでも、管理費は2階以上の部屋と同じだと聞いています。どうにも納得がいかないのですが、これが普通なのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】

エレベーターは共用部分となりますので、区分所有法上では規約に別段の定めがない限り、共用部分の維持管理費は、各区分所有者の専有部分の持ち分割合に応じた負担を行うことになると定められています。よって、管理費の負担割合は居住している階数や使用頻度は勘案されていません。
確かに、1階の居住者自身はエレベーターをほとんど使わないかもしれません。しかし、屋上の水槽やアンテナ等の維持管理の際にもエレベーターは使用されていますので、間接的に1階の居住者にも関わっています。マンションが成り立つためにもエレベーターは必要であり、自分もその恩恵を受けているのだと考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ:エレベーターはみんなで大切に使おう

エレベーターはマンションの重要な設備であり、大切に使うことが望まれま
す。時にはあえて階段を使い、エレベーターのありがたみを感じてみてはいかがでしょうか。

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