外からの視界を防ぐにはどうすれば?マンションのプライバシー問題
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
大勢の人が生活するマンションでは、プライバシーをめぐる問題が発生することがあります。また、外部からの視線が気になって仕方がない居住者もいるかもしれません。今回は、マンションのプライバシー問題について考えてみましょう。
マンションのプライバシー問題1:玄関から中を見られる
【住民の声】
玄関の扉を開けた時、部屋の中が丸見えになってしまうのが気になって仕方がありません。神経質すぎると言われればそれまでですが、極力家の中が見えないようにしておきたいのです。何かいい方法はないでしょうか。
玄関を上がってすぐのところに、視界を遮るものを設置してみてはいかがでしょうか。扉を増設するのが最も確実ですが、そこまでお金をかけたくないor通行を不便にしたくない場合は、暖簾を設置するのがおすすめです。入り口からの視線は十分防げますし、お部屋のインテリアとして楽しむこともできます。
また、マンションを選ぶ段階なのであれば、玄関にアルコーブがあるマンションを選んでみましょう。アルコーブとは共用廊下から少しくぼんだ玄関前のスペースです。扉が共用廊下に面していないことから、真正面まで来なければ中が見えないので、プライバシーを守りやすくなります。なお、玄関を上がったところで、すぐに廊下が曲がっている部屋もおすすめです。
マンションのプライバシー問題2:廊下に面した部屋の窓
【住民の声】
息子に共用廊下側の部屋を割り当てたのですが、「窓を開けると部屋の中が丸見えになるのが嫌」と不満を漏らしています。常に開けっぱなしというわけではないのですが、たまには空気の入れ替えもしたいのでしょう。どうすればいいでしょうか。
この場合は、ブラインドを設置するのがおすすめです。カーテンよりも風を通しやすいため、風を通しつつ視界をブロックすることができます。
マンションのプライバシー問題3:外からの視線
【住民の声】
うちのマンションは真正面に商業ビルがあり、いつも見られているような気がしてなりません。しっかりした遮蔽物があればいいのでしょうが。バルコニーにはスカスカの金属製の柵があるだけです。もっと遮蔽率の高い柵に変えてもらうことはできないでしょうか。
バルコニーは共用部分のため、柵を交換するには管理組合の許可を得る必要があります。費用もかかりますし、マンションの景観にも影響を及ぼすことからマンション全体の話となるため、あまり現実的ではないでしょう。手軽にできる対策として、外から透けにくいレースカーテン(ミラーカーテン)を設置してみてはいかがでしょうか。商品によって透け感は違いますが、光を取り込みつつ、プライバシーの保護もできます一考の価値はあると思います。
まとめ:プライバシーへの配慮も、必要以上に気にしないことも大切
マンション内では、お互いのプライバシーに配慮する必要があります。その一方で、必要以上に気にしない姿勢も大切です。どの程度までプライバシーを守る必要があるのか、改めて考えてみてください。