何だか怪しい人が……。マンション管理の不審者対策を紹介

2018/04/12

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションには、入居者や来客以外の不審者が侵入することもあります。また、入居者が不審な行動を取り、他の方に怪しまれることもあるでしょう。今回はマンションの不審者対策の参考事例についてご紹介します。

あの人は住民？　それとも外部の人？　わからなくて不安

ある日、買い物から帰ってくると、自分の住む階のエレベーター前に見たことのない人が立っていました。ご近所さんかと思い、一応あいさつをしたのですが、反応は返ってきません。入れ違いにエレベーターに乗り、逃げるように去ってしまいました。会えたのはその一度きりです。あの人は何だったのでしょうか？

他の入居者の顔・名前をすべて把握している人はなかなかいません。人の入れ替わりが発生している可能性もある以上、「知らない人だから」「態度が悪かったから」という理由で不審者扱いするのは避けるべきでしょう。

もし「入居者なのか外部の人なのかはっきりさせてほしい」という声が寄せられたら、問題の方の外見的特徴を聞いておきましょう。目撃された時間帯の防犯カメラを確認するのも有効です。

休日に家にいたところ、いきなりインターホンを連打されました。何事かと思ってドアスコープをのぞくと、見たことのない男性が「ここはAさんの家ですよね？　Aさんを出してください」と叫んでいます。ここはAさんの家ではないと返すと、「嘘をつけ、Aを出せ」とさらに激しく暴れ始めました。

私は怖くなって部屋の奥に引っ込んだのですが、男性は1時間ほど経ってようやく帰りました。また来るかと思うかもしれないと思うと不安で仕方ありません。このような場合、警察を呼んでもいいのでしょうか。

身の危険を感じた場合は、すぐに警察に通報してください。警察に対応していただいた方がトラブルにならない可能性も高まります。入居者が警察を呼んだ場合は、管理会社にも連絡するよう周知をしておくことをおすすめいたします。

上の階に住んでいる方が、最近不審な動きをしていると噂になっています。つきまとわれた人もいれば、郵便受けをのぞかれた人もいるようです。どうすればいいでしょうか？

まずは事実の確認が必要ですが、万が一のことを考え、警察、管理組合、管理会社に連絡をしてください。

ご本人にも何か事情があるのかもしれませんから、冷静に対処することが大切です。
問題行動が明らかで、注意してもやめる様子がなければ、再度、通報することなどが必要になる場合もあります。

入居者は、マンション内部を安全な場所だと考えています。不審者が出入りしていれば、安心して生活できなくなるでしょう。勘違いの可能性もありますから、不審者に関する訴えには早めに対応することが大切です。

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