マンション管理のオートロック活用法! どこまで信頼できる?

マンション管理のオートロック活用法! どこまで信頼できる?

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。 現在、多くのマンションにはオートロックが採用されています。オートロックではない場合に比べ、安全性は格段に高くなりますが、完璧というわけではありません。今回はオートロックに関わるトラブルについて解説します。

知らない人が一緒に入ってくる。断るべき?

オートロックを解除して中に入ろうとすると、別の人が一緒に入ってくることがあります。一応、同じマンションの住民の方だと考えているのですが、外部の人かもしれませんよね。やはり、防犯上は一緒に入るのを断るべきなのでしょうか。

マンション管理 対応のポイント

いわゆる「共連れ」は、オートロックを簡単に突破する方法の1つです。基本的には、オートロックを解除したあとに扉を1人くぐる方が望ましいです。とはいえ、一緒に入るのを拒否するのは気が引ける人も多いでしょう。

共連れを防止するシステムもありますが、設備の入れ替えには費用がかかります。オートロックを解除する時には必ず周囲を確認し、極力1人で入るように周知することや、入り口に防犯カメラを設置し、顔を確認している旨を掲示するのも有効です。

玄関のドアが開けっ放し! 侵入し放題では?

先日、新しい人が入居しました。引っ越しの荷物を運び込んでいたのですが、その間マンション入口のドアが開きっぱなしになっていました。これでは外部の人が自由に出入りできてしまいます。これは防犯上問題があるのではないでしょうか。

マンション管理 対応のポイント

大量の荷物を運び込む時などは、入り口を開放せざるをえません。この間、防犯機能は大きく低下してしまいます。開放する時間を短くすることや、引越業者が入り口からなるべく離れないなど依頼して出入りする人をチェックすることをおすすめします。

暗証番号が外部に漏れているらしい。定期的に変更すべきでは?

オートロックの暗証番号が外部に漏れているという話を聞きます。私自身も、知らない人が後ろから見ている状況で、暗証番号を入力してしまったことがあります。あれが外部の人だったら確かにまずいですよね。暗証番号は定期的に変更するべきではないでしょうか。

マンション管理 対応のポイント

定期的に変更することは有効です。それでもマンションの暗証番号が流出してしまう可能性はあります。絶対に外部の人には教えないこと、人の見ている前では暗証番号を入力しないことを周知してください。もし流出が発覚したとしても、すぐに番号を変更するわけにはいきません。入居者全員に通知を行ったうえで、変更するようにしてください。

オートロックの特徴を入居者によく説明すること

オートロックは、決して万全万能な防犯システムではありません。有効活用するには、オートロックの長所と短所を住民によく理解していただくことが大切です。オートロックが初めてという方も多いでしょうから、入居の際には十分な説明を行いましょう。

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