他の部屋にも影響するかも! マンションのトイレつまりトラブル

他の部屋にも影響するかも! マンションのトイレつまりトラブル

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回は、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
どんな人でも、トイレはほぼ毎日使うものです。もし自宅のトイレがつまってしまえば、大変困ったことになるでしょう。特にマンションでは、他の部屋にも影響が及ぶかもしれません。今回は、マンションのトイレつまりへの対処法を考えてみましょう。

マンションのトイレつまり1:つまる原因

【住民の声】
マンションの部屋のトイレがつまってしまいました。一度はラバーカップで何とか改善したものの、しばらく時間が経つとまた流れにくくなったのです。一体何が原因なのでしょうか。最近1人でトイレができるようになった、息子の仕業ではないかと少し疑っているのですが……。

【お悩み解決のポイント】
多くの場合、トイレのつまりの原因はトイレットペーパーの流しすぎです。また、ティッシュペーパーや生理用品、オムツ、スマートフォンなど、トイレットペーパー以外の異物を流した時にもつまることがあります。
実際の原因は、つまっているものを引っ張り出さなければわかりません。しかし、ラバーカップで改善でき、一定期間で再発するのであれば、原因はトイレットペーパーである可能性があります。使用する量を少なめにしたり、こまめに水を流したりするよう、ご家族全員で意識を共有してみてください。それでも詰まるようでしたら、一度専門の会社にみてもらってください。

マンションのトイレつまり2:他の部屋への影響

【住民の声】
最近、トイレの水が流れにくくなったように感じます。しかも、お隣さんのトイレでも同じ症状が発生しているようなのです。なぜこうなってしまうのでしょうか。もちろん、トイレットペーパーを使いすぎたりはしていません。

【お悩み解決のポイント】
便器の内部やそのすぐ下のパイプではなく、共用部分の排水管が詰まっている可能性があります。マンションの排水管は全体がつながっているため、流した異物が共用部分の排水管内で引っかかると、他の部屋にまで影響が及んでしまうのです。管理会社に連絡して、修理会社に排水管を調べてもらった方がいいでしょう。

マンションのトイレつまり3:節水式トイレへのリフォームに注意

【住民の声】
うちのマンションは築年数が古く、トイレも老朽化していたため、最新式のトイレにリフォームしました。ところが、それからいくらもしないうちに、トイレの水の流れが悪くなってしまったのです。最新のトイレを使っているのに、どうしてこうなるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
昔のトイレは、多めの水を勢いよく流すタイプが一般的でした。しかし近年では、水圧を利用して少ない水で排泄物を流す、節水式トイレが主流になっています。築年数の古いマンションなら、昔のトイレ(最初からついていたトイレ)で流すことを前提として設定されているでしょう。そのため、節水式トイレとは相性が悪いのかもしれません。
対処法としては、まず水量を増やせないかトイレの操作パネルを確認してみましょう。それが無理なら、なるべく水をこまめに流すなど、つまらないように配慮しながら使う必要があります。場合によってはタンク式トイレへの再リフォームも検討してみてください。

まとめ:トイレの様子がおかしくなったら、すぐに対応しよう

マンションのトイレつまりは、広い範囲に影響することもあるのが厄介です。異物を流さないよう、普段から十分に注意しなければなりません。もし流れにくいと感じたら、すぐに改善のための行動を取りましょう。

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