実は重要な役割を果たしている。マンションの謎の設備

実は重要な役割を果たしている。マンションの謎の設備

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回は、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
マンションには、一見すると何のために付いているのかわからない設備があります。実はそれらの多くは、マンションの安全管理や点検において、重要な役割を果たしているのです。ここでは、マンションの「謎の設備」の知識を紹介します。

マンションの謎の設備1:床や天井の四角いフタ

【住民の声】
今のマンションに入居して3ヶ月ほど経ちます。最近になって、天井や床に四角いフタのようなものがついていることに気づきました。リビングはもちろん、浴室の天井にもついています。床のものは収納スペースかもしれないと思ったのですが、間取り図にはそんなものはありませんでしたし、トラブルになると嫌なので開けていません。あのフタは何なのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
「点検口」と思われます。点検口は、天井裏や床下などに入り、配線・配管・断熱材・基礎部分などを点検するのに必要なものです。水漏れなどのトラブルが発生した時はもちろん、経年劣化の状態をチェックする時にも、点検口を使用する場合があります。普段は触れる必要はありませんが、衝撃などでフタがずれてしまった場合は、元に戻しておきましょう。

マンションの謎の設備2:壁の四角いパーツ

【住民の声】
部屋の壁に、何だかよくわからない四角いものが付いています。押すと内側部分が1cmほど浮き上がるのですが、それ以外に変化はありません。このパーツにはどういう意味があるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
24時間換気システムの給気口と思われます。マンションでは、24時間換気システムを作動させるよう定められているため、どの部屋にも給気口と排気口がついているのです。季節によっては入ってくる空気が冷たく感じられ、給気口を閉じてしまいたくなることもあるかもしれません。一時的に閉めることですぐに問題が起きるわけではありませんが、原則として換気を止めないようにしてください。

マンションの謎の設備3:窓の赤い逆三角形

【住民の声】
ふと、自分のマンションを外から眺めてみたところ、窓に赤い逆三角形のマークが付いていることに気づきました。どうやら共用部分の窓のようなのですが、あのマークはただの模様なのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
窓の赤い三角マークは、火災発生時などに消防隊が進入するための入り口を表しています。裏側にははっきり「消防隊進入口」と書いてある他、「この付近に物を置かないでください」とも書かれているので、マンション内から確認してみるといいでしょう。

まとめ:マンションの「謎の設備」の意味を調べてみよう

マンションの設備には、基本的に無駄なものはありません。日常の風景に溶け込んでしまっているものでも、それぞれが大切な役割を果たしているのです。居住者自身の生活や安全にも関わりますから、興味を持って役割を調べてみましょう。

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