遭遇したらどうすればいい? マンションの不審者対策

遭遇したらどうすればいい? マンションの不審者対策

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
マンションでは多くの居住者に紛れて、密かに不審者が侵入していることが考えられます。怪しい人物とマンション内で遭遇してしまった場合は、どうすればいいのでしょうか。今回は、マンションの不審者対策について考えてみましょう。

マンションの不審者対策1:知らない人と2人きりになるのを避ける

【住民の声】
先日、マンションの中で不審者に襲われた人がいるそうです。抵抗すると逃げて行ったそうですが、またやってくるのではないかと思うと、怖くて仕方がありません。不審者から身を守るための方法はありますか? 居住者と区別するのは難しいと思いますが……。

【お悩み解決のポイント】
最も確実性の高い方法は、知らない人と2人きりでエレベーターに乗ったり、一緒に物陰を通過したりしないことです。同じ階で降りられて、部屋を覚えられてしまうのを防ぐ効果もあります。特に、自分がオートロックを通過するのに合わせて、鍵を使わずにオートロックを通り抜けてきた人物には注意してください。

マンションの不審者対策2:不審者が隠れやすい場所を改善する

【管理組合の声】
マンション内での不審者の目撃情報が相次いだため、管理組合としても何らかの対策を取る必要が出てきました。掲示による目撃情報の周知などは行なっていますが、他にやるべきことがあれば教えてください。

【お悩み解決のポイント】
マンション内に不審者が隠れる場所ができていないか、点検してみてはいかがでしょうか。たとえば、植栽が伸び放題になっている場所や、マンションの備品が高く積まれている場所、電灯が切れてしまっている場所などは、不審者が隠れ潜む絶好のポイントになります。こういった部分を改善し、視界のよく通る明るいマンションを作れば、不審者も行動しにくくなるのです。どうしても死角になる場所には、防犯カメラを増設してみましょう。

マンションの不審者対策3:警察に連絡する時の番号の使い分け

【住民の声】
この間、マンション内をウロウロする怪しい人を見かけました。警察に通報すべきではないかと思いましたが、結局何もしていません。この程度のことでも、やはり通報した方がよかったのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
不安に感じた時は、遠慮なく警察に連絡して大丈夫です。ただし、常に110番すればいいわけではなく、状況によって連絡先を使い分ける必要があります。緊急性がある時:110番
緊急性はないが不安が大きい時:最寄りの交番や警察署
生活の安全や悩み事の相談:#9110番

特に#9110番は、知らない方も多いのではないでしょうか。「事件に巻き込まれたわけではないが、ちょっとした不安を抱えている」「通報していいか迷っている」といった状況では非常に役立ちます。

まとめ:不審者対策を普段から意識しておけば、安全性は高まる

どれだけセキュリティの充実したマンションでも、不審者を完全にシャットアウトするのは難しいでしょう。しかし、対処法を知っておけば、安全性をできる限り高めることは可能です。不審者が侵入しにくいマンションを作れるよう、普段から意識しておきましょう。

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