あえてタワーマンションの低層階に住むという選択

あえてタワーマンションの低層階に住むという選択

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回は、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
タワーマンションは、20階以上にもなる超高層集合住宅です。眺望やステータスの面から、高層階に人気が集中する傾向にありますが、実は低層階にも魅力があることをご存知でしょうか。ここでは、タワーマンションの低層階に住むという選択について考えてみましょう。

タワーマンションの低層階1:価格も固定資産税も高層階より安い

【お悩みごと】
先日、新築のタワーマンションの見学に行きました。高層階からの眺めは素晴らしかったのですが、とても手が出せる価格ではありません。やはり、一握りのお金持ちでなければタワーマンションには住めないのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
特に高層階にこだわりがなければ、15階以下の低層階の部屋を選んでみてはいかがでしょうか。「マンションは階層が違えば別の物件」などといわれますが、タワーマンションはその最もたるもので、高層階と低層階で数百万円~数千万円の価格差があることも珍しくありません。しかも、平成29年4月以降に契約された新築マンションは、高層階になるほど固定資産税も高くなるのです。
そのため、高層階には手が出せなくても、同じ物件の低層階なら住めるということはよくあります。特に、10~15階であれば、一般的なマンションなら十分「高層階」の部類です。ぜひ低層階も見学してみましょう。

タワーマンションの低層階2:共用設備は問題なく使える

【お悩みごと】
近所のタワーマンションには、展望ラウンジやキッズルームなど、充実した設備があるそうです。一度はこういう豪華なマンションに住んでみたいと思っていますが、やはり高層階の人ほど使える設備が増えるのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
マンションにもよりますが、共用設備は住む階層に関係なく使えるケースが多いと思われます。つまり、1階の居住者であろうと50階の居住者であろうと、ラウンジもキッズルームも使えるのです。もちろん、厳重なセキュリティや常駐コンシェルジュなどの恩恵も受けられるでしょう。それでいて価格が安いのは、低層階の大きなメリットです。

タワーマンションの低層階3:災害時の対応がしやすい

【お悩みごと】
友人がタワーマンションの30階に住んでいるのですが、正直地震が怖いといっていました。確かに高層建築は地震に弱そうなイメージがあります。高層階は危険なのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
、耐震基準を満たしたマンションであれば震度6~7程度の地震が来てもマンションが倒壊するようなことはまずありません。ただ、ライフラインやエレベーターが寸断され、「高層難民」になってしまう可能性はあります。その点でいえば、低層階の方が災害に対応しやすいといえるでしょう。15階程度なら、階段での往復や脱出も何とか可能です。なお、1階は河川の氾濫などによる浸水に注意してください。

まとめ:低層階にも相応のメリットはある

「どうせタワーマンションに住むなら、やっぱり高層階」という認識をお持ちの方は少なくないと思われます。しかし、低層階には低層階のメリットがあるのです。憧れのタワーマンション暮らしをしたい時は、低層階にも目を向けてみましょう。

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