高いところほど強いのは本当? マンションの強風の知識

高いところほど強いのは本当? マンションの強風の知識

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。 今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

一般的に、高い場所では風が強く吹くとされています。高層マンションでの生活を考えている人にとっては、少々気になる問題です。ここでは、マンションで強風が吹く理由や、実際の安全性について解説します。

マンションの強風の知識1:高層階で強風が吹く理由

【住民の声】
マンションの高層階では、強い風が吹きやすいと聞いたことがあります。確かに山なども強風が吹くイメージがありますが、これはなぜなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
高い場所では遮るものが少ないため、風が吹きつけやすいというのが第一の理由です。また、風が建物にぶつかると圧力が高まり、吹き抜ける際にエネルギーが解放されることで風速が増します。その結果、高層階では特に風が強くなるのです。
また、建造物が密集している場所では、吹いた風が建物の間に集中して入り込むため、やはり風が強くなります。マンションの部屋に吹き付ける風が強いかどうかは、階層に加えて周囲の様子も関わってくるわけです。同じような高さの建物が周囲にたくさんあるなら、それほど高くない階層でも強風が吹きやすくなるでしょう。

マンションの強風の知識2:強風で窓ガラスが割れることはまずない

【住民の声】
私は高い場所から眺める景色が大好きで、高層マンションに住みたいと考えています。しかし、高層階は強風が吹きやすいと聞き、少し怖くなってしまいました。強風によって窓が割れてしまうようなことはあるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
高層マンションの窓は、当然ながら強風が吹くことを想定して設計されています。強い圧力にも耐えられるガラスを使用している他、ガラスが二重になっている場合もあり、単なる風で破壊されることはまずありません。台風などで物が飛ばされてきた時は話が変わりますが、これは低階層でも同じです。むしろ、周囲にいろいろなものがある低階層の方が、飛来物による被害を受けやすいかもしれません。
また、高層階では窓が開けられなかったり、バルコニーが設置されていなかったりと、強風の被害を受けやすくなる要因は取り除かれています。過剰に心配する必要はないといえるでしょう。

マンションの強風の知識3:微妙な揺れを感じることがある

【住民の声】
私は部屋が揺れるのが大嫌いで、弱い地震が来た時でさえびっくりしてしまいます。マンションの高層階は、強風で揺れることが多いと聞いたのですが、本当でしょうか。

【お悩み解決のポイント】
多少の揺れを感じることもありますが、常にガタガタと揺れているわけではなく、倒壊のリスクがあるわけでもありません。物件によっては、風揺れ対策の制振装置が設置されている場合もあります。ただ、人によっては微妙な揺れでもストレスを感じることがあるかもしれません。

まとめ:強風の影響は、多少意識しておこう

マンションの高層階における強風は、実際のところそれほど問題にはなりません。ただ、バルコニーがある場合や窓が開けられる場合は、少し注意が必要です。

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