通勤の負担を軽減する! 職住近接を意識したマンション選び

通勤の負担を軽減する! 職住近接を意識したマンション選び

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
比較的価格の安い郊外のマンションに住み、時間をかけて都市部の職場に通勤しているという方は多いと思われます。しかし近年では、働き方改革の推進に伴い、職場の近くで居住する「職住近接」が注目されるようになりました。今回は、職住近接を意識したマンション選びについて見ていきましょう。

マンションと職住近接1:生活の自由度アップなど、メリットは多い

【住民の声】
私の勤務先も、労働時間の削減などの働き方改革に取り組むようになりました。その一環として、職住近接も推奨されています。会社の近くに住むというのは、そんなにいいものなのでしょうか。私は片道1時間かけて電車通勤しており、現在はすっかり慣れてしまっているのですが……。

【お悩み解決のポイント】
通勤時間が短縮されれば、その分プライベートの時間が増えることになります。満員電車に揺られる時間も短くて済む他、電車に乗り遅れないようにするために、時間を細かく気にする必要もなくなるでしょう。事故などで電車が止まってしまった時も、最悪徒歩で帰宅することができます。総じて生活の自由度が高まりストレスも軽減されるので、職場に近いマンションを選ぶ意義は大いにあるといえるでしょう。

マンションと職住近接2:都市部の物件は価格が高い

【住民の声】
現在は賃貸マンションに住んでいるのですが、職住近接を意識して、会社に近い分譲マンションを購入しようと考えています。しかし、都市部のマンションは価格が高く、なかなか決断を下せません。他にも注意すべき点があれば教えてください。

【お悩み解決のポイント】
近年のマンション選びは都心回帰の傾向があり、都市部の物件の人気=価格も高くなっています。また、都市部は物価もやや高いことが多く、買い物には少し注意が必要かもしれません。職場と家が近いことで、仕事とプライベートのスイッチの切り替えが曖昧になってしまう場合もあるでしょう。物件選びの際は、これらの点も考慮してください。

なお、上記は勤務先が都市部にある場合の話です。職場が郊外にあるなら、当然ながら郊外に住むことが「職住近接」になります。今後は、在宅で働くテレワークが可能な企業や、郊外にサテライトオフィスを構える企業も増えていく可能性が高く、職場近くのマンションにも住みやすくなるかもしれません。

マンションと職住近接3:育住近接との両立は難しい?

【住民の声】
近いうちにマンションの購入を考えています。我が家には小さい子供が2人いるため、なるべく早く家に帰れるよう、会社に近い都市部のマンションを選びたいところです。しかし、都市部は子育てに向いているのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
近年では、職住近接と並んで「育住近接」も注目されています。これは保育園や幼稚園、学童保育施設などが近くにある家に居住し、子育ての負担を減らそうという考え方です。

しかしながら、待機児童問題が示しているように、都市部で幼稚園・保育園を確保するのは簡単ではありません。つまり、職住近接と育住近接は両立しにくいのが実情です。子育て世代の方は、どのような場所に住むかを十分に検討する必要があるでしょう。

まとめ:職住近接を意識し、職場の近くで優良物件を探してみよう

長時間満員電車に揺られて通勤する生活を続けていると、やがて仕事そのものがつらくなってくるかもしれません。職場に近い家というのは、それだけでも大きなメリットとなります。現在の職場の周辺に優良物件がないか、ぜひ探してみてください。

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