分譲マンションと賃貸マンションはどのように違う?

分譲マンションと賃貸マンションはどのように違う?

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

マンションには、大きく分けると分譲と賃貸があります。「思い切って分譲マンションを購入するべきか、しばらく賃貸で様子を見るべきか……」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、分譲マンションのメリットを中心に、分譲と賃貸の違いを解説します。

マンションの分譲と賃貸の違い1:分譲は財産にできる

【住民の声】
私たち夫婦も50代後半に突入しました。これまでずっと賃貸に住み続けていましたが、そろそろ分譲マンションを購入しようかと検討中です。しかし、今さら分譲マンションに住むと、かえって重荷になるのではないかという不安もあります。どうするべきでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
分譲マンションの大きなメリットは、自分自身の財産にできるということです。ローンの支払いさえ終わってしまえば、自分の家として住み続けることができ、お子さんやお孫さんに相続することもできます。ただし、毎月の管理費や修繕積立金、固定資産税などが発生するため、完全に無料で住めるわけではありません。

また、賃貸と異なり、不要になっても気軽に退去できないという一面は確かにあります。とはいえ、定年退職が視野に入る年齢なら、永住する場所を見つけてもいいはずです。落ち着いた老後を過ごすためにも、終の棲家として分譲マンションを購入してみてはいかがでしょうか。

マンションの分譲と賃貸の違い2:リフォームの自由度

【住民の声】
現在、賃貸マンションに居住しています。少し前からDIYに興味を持ち、室内を自由にリフォームしてみようと思ったのですが、大家さんから「あまり大掛かりなことはしないで」と言われてしまいました。分譲マンションなら、もう少し自由にリフォームができるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
賃貸の場合は、退去する際に原状回復が必要になるのに加え、リフォーム自体に大きな制限があるケースも少なくありません。分譲マンションなら、自分の持ち物になっているということで、室内は比較的自由にリフォームできます。とはいえ、入り口のドアや窓などは共用部分であり、リフォームには管理組合の許可が必要になる点に注意してください。

マンションの分譲と賃貸の違い3:分譲賃貸マンションとは?

【住民の声】
分譲マンションを探していたところ、「分譲賃貸マンション」というものがあることを知りました。これはただの分譲マンションとは違うのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
分譲賃貸マンションとは、分譲マンションであるものの、その部屋の区分所有者が賃貸に回している物件のことです。理由としては、主に以下の3つが考えられます。

  • 部屋を購入したが、転勤などの理由で住めなくなってしまった
  • 最初から不動産投資目的で購入した
  • マンションの売主が部屋の売れ行きがよくないことから、余った部屋を賃貸として運用している

分譲マンションである以上、管理規約があり、賃借人もそのルールに則って生活する必要がありますので、よく確認しておきましょう。

まとめ:物件選びのために、分譲と賃貸の違いを理解しよう

分譲マンションは、人生の中でも1番といっていいほどの大きな買い物です。購入する際は慎重な検討が求められます。賃貸との違いをよく理解して、最適なタイミングで購入しましょう。

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