所属の義務は? そもそも何のためにある? マンションの管理組合

所属の義務は? そもそも何のためにある? マンションの管理組合

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
分譲マンションの区分所有者は、全員が管理組合に所属することになります。しかし、そもそもなぜ所属しなければならないのか、どんな意味があるのかといったことを知らない方も珍しくありません。ここでは、マンションの管理組合に関する知識を解説します。

マンションの管理組合の知識1:設立や所属は拒否できない

【住民の声】
初めて分譲マンションを購入しました。いろいろとわからないことも多いのですが、何でも管理組合というものに参加しなければならないそうです。これはうちのマンションだけのルールなのでしょうか? 面倒そうなので参加しないことはできますか?

【お悩み解決のポイント】
区分所有法では、「区分所有者は、全員で、建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成し~」と定められています。この「管理を行うための団体」が、いわゆる管理組合なのです。したがって、管理組合に所属するのは区分所有者の義務であり、所属を拒否したり設立に反対したりといったことはできません。

初めてマンションに住む方にとっては馴染みがないかもしれませんが、マンションは多くの人が居住している場所です。設備の維持管理を行い、安全なマンションを守るためには、居住者同士の協力が不可欠となります。管理組合の一員として、積極的にマンションの運営に関わるのが望ましいでしょう。

マンションの管理組合の知識2:所属している自覚を持とう

【住民の声】
うちのマンションの理事の皆さんは主体性がなく、何でも管理会社に任せきりになっているそうです。管理組合が主導してマンション管理を行うためには、どうすればいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
何よりも大切なのは、区分所有者全員が管理組合の一員であるという自覚を持つことです。理事会のモチベーションが低いのは、他の居住者の協力が得られず、仕事を押し付けられているような雰囲気になっているからかもしれません。居住者の協力を得るには、マンションの現状に興味を持つ人を増やすことが重要ですので、まずはなるべく多くの人が総会に参加するように声を掛け合い、全員でマンションの運営を行っていることを認識してもらいましょう。

まとめ:管理組合の一員としてできることを考えてみよう

管理組合がうまく機能しているマンションは、とても住みやすくなります。組合の一員として、自分に何ができるか一度じっくりと考えてみましょう。

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