フロア一体が水浸しに! マンションの水漏れトラブル
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
みなさんは、お風呂にお湯を入れているのを忘れて、あふれさせてしまった経験はありませんか? 個人的なうっかりで済めばいいのですが、時として大規模な水漏れ事故につながることもあるのです。今回は、マンションの水漏れトラブルの知識を紹介します。
マンションの水漏れトラブル1:発生する原因
【住民の声】
友人のマンションで、今年に入ってから2回も水漏れ事故があったそうです。水漏れ事故は、そんな頻繁に起きるものなのでしょうか。私は今のマンションにかれこれ20年も住んでいますが、遭遇したことはありません。
マンションの水漏れ事故は、主に以下のような原因で引き起こされます。
- 水道管など共用設備の老朽化
- 水の出しっぱなし
- 排水口のつまり
- 洗濯機のホースの破損
- バルコニーや屋上のシーリングの劣化
- 工事のミス
いずれもあらゆるマンションで発生する可能性があり、他人ごとではありません。バスタブにお湯を注いでいるのを忘れてしまったり、洗面所の水を出しっぱなしにして外出したりといったことも、実際にありえるのです。
特に複数の要因が絡んでいると、より大規模な水漏れ事故につながりやすくなります。新築で購入してから20年住んでいるのであれば、そろそろ設備が老朽化しているかもしれません。大規模修繕も近づいているはずですが、水回りには注意した方がいいでしょう。
マンションの水漏れトラブル2:被害の拡大阻止が最優先
【住民の声】
しばらく前、部屋の中で水の滴る音が聞こえたことがありました。結局何ともなかったのですが、もし本当に水漏れ事故が起こった時はどうすればいいのでしょうか。
天井にシミが広がるなど、上の階からの水漏れが疑われる時は、被害の拡大を防ぐのが最優先です。管理会社に連絡しつつ、上の階の居住者に声をかけて回りましょう。真上の部屋が水漏れの現場だとは限らないので注意してください。放っておくとフロアが丸ごと水浸しになることもあるので、迅速な対応が大切です。
マンションの水漏れトラブル3:加害者になったら保険を確認
【住民の声】
うっかり蛇口を捻ったまま出かけ、水漏れで多くの部屋に被害をもたらしてしまいました。今後損害賠償を請求されると思うのですが、大変な金額になるはずです。どうすればいいでしょうか。
まずは自分が加入している保険を確認してみましょう。大抵はマンション入居時に火災保険に加入していると思いますが、それに付帯する個人賠償責任保険にも加入していれば、水漏れ事故の損害賠償にも使える可能性があります。わからなければ管理会社に問い合わせてみてください。
まとめ:水回りに注意し、水漏れ事故の発生を防ごう
水漏れは、広範囲に被害をもたらすことがある重大な事故です。共用部分・専有部分を問わず発生する可能性があるので、原因となる設備の老朽化や蛇口の閉め忘れには注意し、発生した時は迅速に対応しましょう。