終の棲家を探す時はここに注目! 高齢者のマンション選び

終の棲家を探す時はここに注目! 高齢者のマンション選び

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

高齢化は、日本が直面している大きな問題です。マンションで暮らす高齢者も増加しており、高齢者でも安心して住めることが優良マンションの条件といっても過言ではありません。ここでは、高齢者に優しいマンションの選び方について見ていきましょう。

高齢者のマンション選び1:シニア向け分譲マンション

【住民の声】
老後に向けてマンション探しを始めました。あまり具体的なイメージはないのですが、できるだけ高齢者に優しいマンションを見つけたいと思っています。最近は体も無理が利かなくなっているのですが、どのようなマンションが適しているのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

高齢者向けの物件にはいくつか種類がありますが、マンションという形態にこだわるなら、「シニア向け分譲マンション」を選んでみてはいかがでしょうか。これは、扱いとしては通常のマンションと同じですが、さまざまな面で高齢者に配慮している物件です。バリアフリーを意識しているのはもちろん、見守りサービスやコンシェルジュの常駐、家事のサポートなどのサービスがあります。
加えて、分譲マンション=個人の所有物件であるという点は変わらないため、お子さんなどに相続することも可能です。「いくら介護が手厚くても、賃貸物件はちょっと……」という方にも向いているでしょう。

高齢者のマンション選び2:現在のマンションの改善

【住民の声】

私は今のマンションを気に入っていて、できれば一生住み続けたいと思っています。しかし、バリアフリーをはじめ、今ひとつ高齢者に配慮していない点が目立つのです。居住者の高齢化も進んでいるようですが、このような問題点はリクエストすれば対応してもらえるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
階段に手すりを付ける程度であれば、総会での決議を経ることで、比較的早めに実行できるでしょう。しかし、階段を緩やかにしたり、車椅子でも通りやすいよう共用部分のスペースを広げたりといった工事には、それなりの時間と大きな費用がかかります。
したがって、リクエストしてもすぐには対応できません。同じマンションにずっと住み続けたいのであれば、老後のことを考え、早め早めに改善案を出していくのが望ましいでしょう。

まとめ:老後を見据え、計画的にマンションを探そう

高齢化の進行に伴い、高齢者に優しいマンションは数多く登場しています。以前に比べ、高齢者の選択肢が増えていることは間違いありません。新しい物件を探すにしても、現在のマンションのリフォームを求めるにしても、早めに行動を開始しましょう。

コラム一覧