1階の違いが大きな差を生む。マンションの眺望の知識

1階の違いが大きな差を生む。マンションの眺望の知識

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

マンション選びにおいて、重要なポイントの1つとなるのが眺望です。「眺望はあまり気にしない」という方もいるかもしれませんが、眺望は想像以上に大きな影響を与えます。ここでは、マンションの眺望の知識を紹介しましょう。

マンションの眺望の知識1:階層が1つ違えば別の物件

【住民の声】
マンションは、階層が1つ上がるだけでも大きく値段が異なってくると聞いています。眺望がいい分高くなるというのはわかるのですが、1階違うだけでそんなに影響するものでしょうか? 地上1階と2階ならともかく、5階と6階なら大差ないと思うのですが…。

【お悩み解決のポイント】
実際のところ、階層が1つ違うだけでも眺望(+日当たりなど)は大きく変化します。マンションが立っているのは、何もない原野ではなく街の中であり、視界に多くの建物が入ってくるからです。5階から6階に上がれば、周囲にある5階建ての建物の上に出ることができ、眺望が大きく変化するケースは十分ありえます。実際に高層マンションを見学してみてはいかがでしょうか。

マンションの眺望の知識2:眺望が変わる可能性はある?

【住民の声】
高層マンションの購入を検討しています。その地域では頭1つ抜けて高い物件で、周囲には視界の妨げになりそうなものがほとんどありません。ずっとこの状態が続けば最高なのですが、同等以上に高い建物が建つ可能性はあるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
残念ながら、高い建物が絶対に建たない保証はありません。ただし、近いうちに建つ可能性があるかどうかを調べることは可能です。不動産会社の担当者などに、しっかりと確認しておきましょう。また、当然ですが高い階層に住んでいれば、周囲に建物が建っても影響を受けにくくなります。長期間にわたって眺望を維持したい方は、できる限り高い階層の物件を選んでみてください。

マンションの眺望の知識3:目の前にある建物に注意

【住民の声】
手頃な中古マンションを見つけました。目の前に他のマンションが複数建っており、眺望が非常に悪いため安いようなのです。私は別に遠くが見えなくても構わないので、この物件はお買い得ですよね?

【お悩み解決のポイント】
眺望の良さとは、景色が遠くまで見えるかどうかだけではありません。他のマンションや商業施設が目の前にあるのなら、どうしても人の生活が視界に入ってしまいます。逆に、向こうから自分の部屋が見えてしまうということでもあるのです。風紀上の問題がある建物が建っていないかなども含め、景色を総合的に評価するといいでしょう。

まとめ:眺望は意外と馬鹿にできない。しっかり確認を!

マンションの部屋から見える景色は、毎日眺めることになります。絶景でもすぐに飽きてしまうことがある一方、問題点がずっと気になり続けることもあるのです。しっかりと担当者に確認してみましょう。

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