育てるにはお手入れが不可欠。マンションの植栽の疑問

育てるにはお手入れが不可欠。マンションの植栽の疑問

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

植栽は、マンション生活に彩りを添えてくれる大切な存在です。ただの飾り物ではなく生物ですから、しっかりとお世話をしなければなりません。ここでは、マンションの植栽の疑問について見ていきましょう。

マンションの植栽の疑問1:生育が悪い時はどうする?

【住民の声】
うちのマンションには、目隠し代わりの生け垣が植えてあります。しかし、どうにも生育が悪いようで、目隠しとしての役割を果たしていません。私は1階の居住者なので、外部の視線はとても気になります。植物のことですから仕方ないのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
植栽の生育が悪い時は、さまざまな原因が考えられます。水不足や肥料不足、日照不足のせいかもしれませんし、剪定が不十分だからかもしれません。また、土壌に問題がある可能性もあります。調査をすれば原因を特定できることが多いので、管理組合に要望を出してみましょう。場合によっては、植栽の管理を委託している会社を変えた方がいいかもしれません。

マンションの植栽の疑問2:いつの間にか植栽が窮屈に?

【住民の声】
新築マンションへの入居から3年ほど経つのですが、いつの間にか植栽が窮屈になっています。ほとんど隙間がなく見栄えが悪い上に、日光も遮るので薄暗く感じるのです。手入れをしっかりしていないのでしょうか? それとも、他に原因があるのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
単純に剪定不足の可能性もありますが、入居当初は大丈夫だったのであれば、植栽の成長を考慮せずに植えてしまったのかもしれません。若木のころは余裕があっても、成熟した木になると隙間がなくなってしまうのです。強い日光が苦手な植物を日当たりのいい場所に植えるなど、逆のパターンの失敗もあります。最も確実な対処法は、一部の植栽を別の場所に移すことです。移植できるスペースがなければ、残念ですが間引かなければならない可能性もあるでしょう。管理組合に相談し、適切な対処法を探ってみてはいかがでしょうか。

マンションの植栽の疑問3:草むしりくらいは居住者でやるべき?

【管理組合の声】
植栽の管理費用が高すぎるという声が上がっており、削減を検討しています。今のところ植栽の撤去は考えていないので、他の方法で費用を減らすしかありません。どのような方法が有効でしょうか。

【お悩み解決のポイント】
まずは、減らしても問題のない作業を見極める必要があります。肥料を1年に複数回与えているのなら、1回減らしても問題ないかもしれません。害虫がつきにくい木が中心なら、防虫剤の散布を減らしてみてもいいでしょう。草むしり程度なら、外部に委託せず居住者みんなで行うという方法もあります。植栽の様子を見つつ、改善策をいろいろ試してみてください。

まとめ:植栽を元気に育て、気持ちのいいマンションに!

植栽が元気に育っているマンションは、居住者の心も晴れやかになります。今の管理方法で十分かどうか、時々植栽を観察してみてください。

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