効率よく冷やして暑い夏を乗り切る! マンションの冷房の知識

効率よく冷やして暑い夏を乗り切る! マンションの冷房の知識

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

近年の日本は夏の暑さが非常に厳しくなっており、もはや冷房なしで乗り切るのは難しくなっています。今回は、部屋を効率よく冷やして快適に生活するために、マンションの冷房の知識を紹介しましょう。

マンションの冷房の知識1:気密性の高さを理解する

【住民の声】
夏場に仕事から帰ってくると、部屋の中がすさまじい暑さになっています。すぐに冷房をつけても、なかなか涼しくなりません。これはマンションの性質なのでしょうか? それとも、エアコンがパワー不足なのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
近年のマンションは気密性が高くなっており、一度内部の空気が温まるとなかなか冷えません。そのため、夏場は夜になっても暑さが持続するのです。逆にいうと、一度冷やしさえすれば涼しさを保ちやすいということでもあります。性質をよく理解することが大切です。
そこで、日中は遮音カーテン・遮光カーテンなどを使い、できる限り室温の上昇を防ぎましょう。熱の多くは窓から出入りするため、これだけでもかなり効き目があります。さらに、部屋に帰ってきたら窓を開け放ち、空気の入れ替えを行ってください。それから冷房を付ければ、効率よく部屋を冷やすことができます。

マンションの冷房の知識2:室外機を置けない時の対処法

【住民の声】
部屋に新たなエアコンを設置しようと思っているのですが、バルコニーに室外機を置けそうなスペースがありません。これ以上エアコンを付けることはできないのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
スペースが不足していても、室外機を設置する方法はあります。主な方法を紹介しましょう。

  • 二段置き:室外機の上に室外機を重ねる方法です。
  • 天吊り:天井に器具を設置し、そこに室外機を置きます。
  • 壁掛け:外壁にかごを取り付け、室外機を設置します。
  • 立ち下ろし:1階に室外機を置いて配管をつなげます。

それぞれメリットとデメリットがあるため、詳しくは専門店で相談してみるといいでしょう。なお、管理規約による置き方の制限や、二段置き以外は共用部分に工事を施す必要があるため、許可が下りない場合も多いと思われますので、まずは管理組合に相談してみてください。

マンションの冷房の知識3:扇風機で効率アップ

【住民の声】
私の部屋は、構造上エアコンを設置することが難しいため、ドアを開けて隣室から冷たい空気を入れてもらっています。しかし、やはりなかなか室温が下がりません。もっと効率よく冷やす方法はないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
サーキュレーターや扇風機を使い、部屋の空気を循環させてみてはいかがでしょうか。特に、温かい空気は高い場所に溜まりやすいため、天井付近までしっかり循環させると冷房効率が高まります。ただし、1部屋用のエアコンで2部屋を冷やすのは、エアコンの負担が大きいことに注意してください。冷風扇や移動式エアコンなど、場所を問わず使える冷房手段も検討するのが望ましいでしょう。

まとめ:真夏の暑さは命に関わる。冷房をうまく使おう

エアコンを使わずに生活していると、たとえ室内でも熱中症になり、命に関わる場合もあります。適度に部屋を冷やして、厳しい夏を乗り切りましょう。

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