マンションでも地下室がほしい! 地下物件の知識

マンションでも地下室がほしい! 地下物件の知識

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

マンションといえば、3階以上ある高い建物を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。でも、実は地下室を備えた「地下物件」もあるのです。ここでは、地下物件の特徴について見ていきましょう。

マンションの地下物件の知識1:主流はメゾネットか半地下

【住民の声】
秘密基地のような雰囲気に惹かれ、いつか地下室ありの家に住んでみたいと考えています。マンションでも地下室付きの物件があるそうですが、部屋が丸々地下に入っているのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
地下物件でよく見られるパターンには、以下の2つがあります。

  • 1階とつながりメゾネットになっているタイプ
  • 半分が地下に入り、上部は地上に出ているタイプ(半地下物件)

地下室の広さは物件によって差があり、保管庫に使える程度のものから、地下で十分生活できるものまでさまざまです。また、土地の高低差を利用することで「表記上は地下だが、実際は地上の部屋と変わらない物件」も存在します。購入する際は、しっかりと内覧を行うのが望ましいでしょう。

マンションの地下物件の知識2:静かにすごせて価格も安め

【住民の声】
なかなかよさそうなマンションを見つけたのですが、よく確認したところ地下物件でした。見た目は地上の部屋と大きく変わらないようですが、地下物件特有のメリットはあるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
地下物件の魅力は、遮音性・耐震性が高いことです。加えて外から見られることがなく、1年を通じて室温の変化が少ないことから、書斎や仕事部屋に適しています。また、地上に比べて物件価格も安い傾向にあるので、費用を節約したい方にもおすすめです。

マンションの地下物件の知識3:浸水と湿気に注意

【住民の声】
地下室付きの物件を探しているのですが、知り合いから「地下室は大雨に弱いからやめた方がいい」と言われてしまいました。地下ゆえに水が流れ込みやすいことはわかっているのですが、これはどうしようもないのでしょうか? また、他に注意すべき点はありますか?

【お悩み解決のポイント】
構造上、地下室は浸水の被害に遭いやすいことは否定できません。近年では、ゲリラ豪雨の発生も目立っているので注意が必要です。そこで地下物件を購入する時は、必ず周辺のハザードマップを確認しましょう。浸水の危険性が低いエリアであれば、地下物件でも安全性は高くなります。また、地下は湿気がこもりやすい点にも注意してください。放っておくとカビなどの原因になるため、除湿機などを使って管理した方がいいでしょう。地下とはいえ、多くの場合は地上とつながっている窓(ドライエリア)がありますから、毎日の換気も重要です。

まとめ:地下物件の特徴を知り、購入の候補に入れてみよう

地下物件は、うまく活用すれば大きな魅力があり、しかも価格は安めです。今まで地下室のある家に住んだことのない方も、ぜひ地下物件の購入を検討してみてください。

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