どちらが快適・安全？ マンションの外廊下と内廊下
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。
マンションの廊下は、屋外に面した「外廊下」と、屋内の「内廊下」に分けられます。部屋の前が外廊下なのか内廊下なのかは、居住者にとって重要なポイントです。ここでは、マンションの外廊下と内廊下の違いを考えてみましょう。
マンションの外廊下と内廊下1：快適性の違い
【住民の声】
友人が外廊下に面した部屋に住んでいるのですが、荒れた天気の時は雨風が直撃するので、なかなか大変なようです。外廊下には何かメリットがあるのでしょうか？ 内廊下の方が天候に左右されなくていいと思うのですが……。
外廊下は屋外に面している関係上、天候や気温の影響を受けやすくなります。常に一定の環境で生活したいなら、外気から離れていている、内廊下の部屋が向いているでしょう。
一方、外廊下はとても開放的で、通気性が抜群によいというメリットがあります。内廊下にも換気設備はありますが、多少臭いや湿気がこもることがあるので、爽やかな空気が好きなら外廊下がおすすめです。
マンションの外廊下と内廊下2：防災面の違い
【住民の声】
できるだけ災害に強いマンションを探しています。外廊下と内廊下では、災害への強さに何か違いはあるのでしょうか。耐久性については、どちらもそれほど違わないように感じます。
外廊下の災害時のメリットは、はしご車などによる救助を受けやすいことです。また、開放空間であるため、火災が発生しても煙が逃げていってくれます。内廊下はどうしても煙が充満しやすいので、火災時には注意しなければなりません。排煙設備が充実していれば、このデメリットは軽減できるでしょう。
マンションの外廊下と内廊下3：防犯性の違い
【住民の声】
以前から疑問に思っているのですが、外廊下の部屋は泥棒に狙われやすくないでしょうか。塀を乗り越えればオートロックを無視して侵入できますし、逃げるのも簡単なはずです。安全性は内廊下の方が上ですよね？
確かに外廊下は、外部から侵入しやすいというデメリットがあります。しかし、外から丸見えになっている以上、犯罪抑止効果があるともいえるでしょう。内廊下はこの逆で、侵入こそ難しいものの、隠れるための死角は多くあります。防犯性に関しては一長一短です。
まとめ：外廊下と内廊下の特徴を知り、比較してみよう
マンションの外廊下と内廊下は、どちらもメリットとデメリットを兼ね備えているといえます。最終的には個人の好みの問題になるので、よく検討して選びましょう。
