材質・デザインにこだわる! マンションのフローリング

材質・デザインにこだわる! マンションのフローリング

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
今回はマンション入居者の方へ、マンション暮らしに関する情報をお届けします。

マンションの床は、フローリングになっていることが多いと思われます。材質やデザインもさまざまですが、張り替えたい時はどのような点に注目すればいいのでしょうか。今回は、マンションのフローリングの知識を紹介しましょう。

マンションの床リノベーション1:遮音等級への配慮

【住民の声】

最近、中古のマンションを購入しました。せっかくなので、フローリングを好みのデザインのものに張り替えようと思っています。室内の張り替えですし、自由な素材を選んでも問題ないでしょうか? もちろん、工事の際の音などには配慮するつもりです。

【お悩み解決のポイント】

床のリフォームをどこまで自由にできるかは、マンションの管理規約や細則次第です。いずれにせよ、工事を行いたい場合は管理組合への申請と許可が必要となります。
また、申請の際は床材の「遮音等級」に配慮してください。遮音等級とは、音をどの程度軽減できるかという性能を指し、「LL-40」「LL-45」といった数字で表されます。マンションでは、使用する床材の遮音等級を規約で制限しているケースが多いため、あらかじめ確認しておく必要があります。

マンションの床リノベーション2:無垢材VS複合材

【住民の声】

これまでの床のフローリングは、いわゆる複合フローリングを使っていました。私は木本来の自然な質感が好きなので、無垢フローリングへの張り替えを検討しています。しかし、「マンションでは複合材が無難」という意見も多いようです。無垢フローリングにしても大丈夫でしょうか。

【お悩み解決のポイント】

無垢フローリングは、木本来のデザインが楽しめるのに加え、調湿性能にも優れています。部屋の湿気が多い時には水分を吸収し、乾燥している時には放出してくれるのです。その反面傷つきやすく、反り返ったり収縮したりする場合もあり、耐久面では劣るといえます。
また、無垢フローリングは遮音性能が低い場合が多く、遮音マットなどの上に張るのが基本です。遮音等級さえ守ればどちらを選んでも大丈夫ですから、好みに合わせてリノベーションを楽しみましょう。

マンションの床リノベーション3:重ね張りでも大丈夫?

【住民の声】

床がギシギシと音を立てるようになってきたため、フローリングを新しいものに交換しようと思います。丸々張り替えるのは高く付きそうなので、重ね張りにしようと思うのですが、注意すべき点があれば教えてください。

【お悩み解決のポイント】

重ね張りは費用が安くすみ、工事の期間も短縮できるのがメリットです。注意点があるとすれば、床下が無事かどうかでしょう。築年数が古いマンションの場合、フローリングだけでなく床下が傷んでいる可能性もあります。床下に亀裂・腐食などが見られたら、管理組合に相談してみてください。そちらを修繕した上で、改めてフローリングの張り替えを行いましょう。

まとめ:フローリングをリフォームし、快適空間を作ろう

床材は部屋の雰囲気に大きな影響を与え、遮音や断熱にも関わります。ずっと同じフローリングに立ち続けてきた方は、一度リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

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