快適な家に住み続けるために。部屋のリフォームの時期

快適な家に住み続けるために。部屋のリフォームの時期

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。

マンションの場合、外壁や屋上、その他共用部分についてはおおよそ12年~15年周期で、管理組合主体にて大規模修繕が行われます。しかし、専有部分となる各お部屋のリフォームについては、所有者自ら行なれければなりません。マンションに長く住み続ける場合、老朽化を補うためのリフォームは、避けては通れない問題です。また、ライフスタイルの変化に合わせてリフォームを行いたいケースもあるでしょう。今回は、専有部分となる部屋のリフォーム時期のポイントについて解説します。

部屋のリフォームの時期1:早めの修繕の重要性

【住民の声】

新築マンションに入居して7年が経過したのですが、家の所々に痛みが目立つようになってきました。とはいえ、現状では生活に影響は出ておらず、外見も特に気にしておりません。リフォームまでは、もうしばらく様子を見た方がいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

マンションの部屋は、おおよそ30年程度で大規模な修繕が必要になるとされています。これは電気配線や各配管などが老朽化し、不具合が起こりやすくなるからです。ただし、それまでに何もしなくていいわけではありません。キッチンや浴室などの水回りは、10年~15年程度で修繕が必要になる傾向にあります。20年以上経過すれば、土台などの目に見えない部分の痛みも気にしなければならないでしょう。

そして、老朽化を少しでも遅らせるには、早い段階での手入れが必要不可欠です。5年程度のスパンで、細かい汚れや傷みを修繕しておくといいでしょう。水回りのゴムパッキンなどを新しいものに交換し、小さなひび割れを塞ぐだけでも、寿命を延ばせる可能性があります。

マンションのリフォームの時期2:大規模修繕との兼ね合い

【住民の声】

マンションの大規模修繕の時期が2年後に迫っています。私の部屋も、そろそろリフォームが必要になってきていますが、何度も工事を行って騒がしくしたくはありません。大規模修繕に合わせて、自室のリフォームを行っても構わないでしょうか

【お悩み解決のポイント】

大規模修繕に合わせて自宅のリフォームを行うこと自体には、大きな問題はありません。ただし、タイミングには少し注意が必要です。大規模修繕による共用部分の工事と、自宅のリフォーム工事がバッティングし共用部分の工事に影響を及ぼすような事があってはいけません。大規模修繕の計画はしっかりと確認し、少し時期をずらして行うといいでしょう。

マンションのリフォームの時期3:将来を見越した計画

【住民の声】

今度子供が生まれるため、リフォームで子供部屋を作ろうと思っています。一度にあまり多くのお金を使いたくないのですが、とりあえず部屋を1つ増やすだけでも構わないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

まず、マンションには管理規約がありますので、リフォームの内容が規約違反にならないかは事前に確認が必要です。また、「何かあるたびに、それに対応したリフォームを行う」というのは1つの考え方です。しかし、リフォームはある程度まとめて行った方が費用を節約でき、生活にも支障をきたしにくくなります。目先の問題を解決するだけではなく、将来を見越してリフォームを行うといいでしょう。リフォームを検討する主なタイミングは、結婚・出産による家族の増加、お子さんの成長や独り立ち、定年退職後などです。

まとめ:マンションのリフォームの時期をしっかり見極めよう

購入当初はピカピカだった部屋も、いつかはリフォームの時期がやってきます。我が家の寿命を少しでも延ばし、快適な生活を続けるためにも、リフォームの計画をしっかりと立てましょう。

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