マンションでも親子で住める?二世帯マンションという選択

マンションでも親子で住める?二世帯マンションという選択

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。

戦後、日本では核家族が大きく増加しましたが、「それでもやっぱり三世代で同居したい」という方は少なくありません。そんな時に役立つのが二世帯住宅ですが、「二世帯マンション」という選択もあることをご存知でしょうか。ここでは、二世帯マンションの知識を解説します。

二世帯マンションの知識1:部屋の選び方

【住民の声】

別れて暮らしている高齢の両親が心配で、同居を真剣に検討しています。しかし、私たち家族はマンション暮らしで、両親は実家暮らし。同居するなら、実家をリフォームして私たちが移り住むしかありません。すると友人から「二世帯マンションに住めばいいじゃないか」と助言されました。マンションにも、二世帯で住めるほどの大きな部屋があるのでしょうか

【お悩み解決のポイント】

メゾネットタイプの部屋をはじめ、二世帯での生活が可能なマンションの部屋は存在します。また、必ずしも同じ部屋に住まなければならないわけではありません。隣り合った部屋に住んでいれば、ほぼ同居に近い感覚で助け合うことができるからです。部屋そのものは完全に独立していますから、お互いに気を使わなくてすむというメリットもあるでしょう。

また、「同じマンションに住んでいる」というだけでも、安心感は増すものです。どうしても隣り合った部屋を確保できない場合は、同じマンション内の比較的近い部屋を選んでみてはいかがでしょうか。

二世帯マンションの知識2:一部がつながった部屋

【住民の声】

マンションの隣り合った部屋を購入して、娘の一家と同居する計画を立てています。しかし、私としてはやはり同じ空間に住みたいのです。マンションの壁を取り払ってしまうことはできるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

既存のマンションにおいて、住戸間の壁を取り払うのは難しいでしょう。しかし、このような要望に応える形で、隣室と玄関や廊下が接続されているタイプの物件も登場しています。鍵をかければ独立性は保たれますし、いざという時はいちいち廊下に出ずに隣家に移動できるわけです。同じ空間に住みたい時は、ぜひこのような物件を探してみてください。

二世帯マンションの知識3:2つの部屋を使うメリット

【住民の声】

現在、実家で三世代同居をしています。しかし最近になって、両親から「将来のことも考えてマンションに移った方がいいのではないか」と提案を受けました。実家は定期的にリフォームしているので、老朽化はそれほど激しくありませんし、私達一家も不安は感じていません。今からマンションに移り住むことに、何かメリットはあるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

マンションでどのような生活を送るかによりますが、2つの部屋を購入してご両親と別れて住む場合、仮にご両親が先に他界された時、その部屋を売却したり賃貸に出したりできるという点は、一戸建てとの比較ではメリットになります。一戸建ての場合は、人数が減っても空きスペースはそのままですから、持て余してしまうことも少なくありません。効率よく部屋を使いたいなら、検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:二世帯マンションを選択肢に入れてみよう

高齢化が進む日本では、二世帯マンションの需要も増加していくと考えられます。すでに二世帯住宅で暮らしている方もそうでない方も、将来に備えて二世帯マンションへの移行を検討してはいかがでしょうか。

コラム一覧