眺望がいいだけではない!マンションの最上階の特徴

眺望がいいだけではない!マンションの最上階の特徴

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションで暮らしている方なら、一度は最上階での暮らしに憧れたことがあるのではないでしょうか。最上階は眺望が抜群によく、最上階であること自体が一種のステータスですが、他にメリットはあるのでしょうか。ここでは、マンションの最上階の特徴について見ていきましょう。

マンションの最上階の特徴1:上の部屋の音が聞こえない

【住民の声】
上の部屋の生活音があまりにもうるさいので困っています。本格的に引っ越しを検討しているのですが、よく考えてみると最上階には上の部屋がありません。やはり、最上階の部屋はとても静かなものなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
最上階はそれより上に部屋が存在しないため、必然的に天井からの生活音が聞こえなくなります。隣には部屋がありますから、他人の出す音が皆無になるというわけではありませんが、生活音を避けたいなら最上階は選択肢に入るでしょう。自動車の走行音や、周囲の工場から出る音などが聞こえにくくなるのもメリットです。ただし、高層階は風が強くなりがちなので、それによる振動や圧力差によって音が出ることはありえます。加えて、雷の音が聞こえやすい点にも注意しなければなりません。「気になる音が一切聞こえない階層」というのは存在しないので、しっかり防音対策を行うか、時間をかけて馴染んでみてはいかがでしょうか。

マンションの最上階の特徴2:日当たりがよい

【住民の声】
私の住むマンションは、周囲に同じような高さの建物が多く、どうしても日陰に入ってしまいます。昼でも薄暗くなりますし、洗濯物も乾きにくいので困ったものです。最上階は周囲の建物より頭ひとつ抜けているようですが、やはり最上階だと日当たりはいいのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
基本的には、高層階に行けば行くほど周囲の建物の影響を受けにくくなり、日当たりはよくなります。同じマンションの中なら、最も日当たりのよい部屋はほぼ確実に最上階でしょう。明るくて暖かい部屋に住みたいのなら、「地域で最も高い場所にある部屋」を探すのは、面白い試みといえます。ただ、日当たりがよいということは、それだけ部屋が暑くなりやすいということでもあります。タワーマンションのような超高層建築の場合だと、高層階は風が強いため、窓が開けられないことも多いので、空気の入れ替えも簡単ではありません。必然的にエアコンを多用することになり、電気代がかかってしまうのです。最上階に住むなら、暑さ対策はしっかりと行いましょう。

マンションの最上階の特徴3:エレベーターの待ち時間が長い

【住民の声】
憧れていた最上階の部屋の内覧に行ったのですが、思わぬ問題点がわかりました。エレベーターの待ち時間が想像以上に長いのです。私はあまり我慢強い方ではないので、毎日イライラしてしまうかもしれません。何とかならないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
エレベーターの待ち時間が長いのは、最上階を含んだ高層階の宿命です。少しでも負担を減らしたいのであれば、「多くのエレベーターが設置されているマンションを選ぶ」「より高速のエレベーターを導入しているマンションを選ぶ」などいった、購入時の工夫が必要になるでしょう。また、最上階に住むのを契機として、生活パターンを見直してみてもいいかもしれません。余裕のある生活ができれば、エレベーターの待ち時間も大きな問題ではなくなります。「下に行きたいのにエレベーターが上に行ってしまった!」という状況が発生しないメリットもありますから、前向きに考えましょう。

まとめ:最上階は魅力の多い部屋。特徴を十分に理解しよう

最上階は、他の階層とは明確に異なる数々の特徴を持っています。メリットばかりではありませんが、とても魅力的な階層であることは間違いありません。マンションを購入する時は、ぜひ最上階も選択肢に入れてみてください。

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