実はメリットも多い。マンションの角部屋の知識

実はメリットも多い。マンションの角部屋の知識

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションの部屋には、建物の角に位置する「角部屋」と、それ以外の「中部屋」があります。角部屋のメリット、デメリットなど人によって持たれるイメージが、大きく違うケースがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回はマンションの角部屋の知識を紹介します。

マンションの角部屋の知識1:窓の多さによる影響

【住民の声】
友人が新しいマンションを購入したのですが、遊びに行ったところ角部屋でした。なぜ角部屋を選んだのか聞いたところ、「窓が2つあるし、明るそうだったから」とのこと。確かに窓の多い爽やかな部屋だったのですが、デメリットはないのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
角部屋は2ヶ所が外壁と接しているため、窓も多くなります。その分、日光は入って来やすくなりますし、空気の入れ替えもしやすいわけです。光と風をふんだんに取り入れたい方にとっては、大いにメリットがあるといえるでしょう。

一方、窓が多いということは外気の影響を受けやすいということでもあります。夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすいのです。また、外部の音も入ってきやすいので、近くに大きな道路などがある場合は騒音が気になるかもしれません。購入前に周囲の環境をよく確認し、暑さ・寒さ対策をしっかりと行うことが大切です。

マンションの角部屋の知識2:隣室が1つだけである影響

【住民の声】
隣室の生活音が気になって仕方ありません。片方だけならともかく、両方が結構な音を立てているのです。そのため、より静かなマンションに引っ越す計画を立てているのですが、どのような部屋を選べばいいでしょうか。防音性能については、もちろんチェックしているのですが……。

【お悩み解決のポイント】
できる限り周囲の生活音を減らしたいのであれば、角部屋を選んでみてはいかがでしょうか。隣室が1つしかないので、必然的に生活音は小さくなります。防音リフォームを行うにしても、片側の壁だけに施せばいいので、負担が半減できるのです。さらに最上階の部屋を選べば、上の部屋の生活音もなくなるので、静かな暮らしが送りやすくなるでしょう。

マンションの角部屋の知識3:人通りが少ない影響

【住民の声】
うちのマンションは、1つの階あたりの部屋数が多いせいなのか、部屋の前をよく人が通っていきます。足音が行ったり来たりするのがどうにも気になりますし、ドアを開けた時に他の居住者と鉢合わせるのも、人付き合いが苦手な私にとっては大きな問題なのです。何とかならないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
角部屋であれば、部屋の前を他の居住者が通ることはほとんどなくなります。角部屋は廊下の端にあるため、その部屋を訪ねる人以外が前を通ることはまずないからです。ドアを開けた時に誰かと鉢合わせる可能性も低くなりますし、玄関近くの部屋を寝室にしても、夜中の足音が気にならなくなるでしょう。居住者の多いマンションでは、特にそのメリットが大きくなります。

まとめ:角部屋の特徴を詳しく知れば、メリットを活かせる

角部屋の特徴をまとめると、「メリットも多いが、使いこなすには多少の工夫が必要」だといえます。メリットを生かしきればとても素敵な部屋になるので、ぜひ角部屋も選択肢に入れてみてください。

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