エアコンだけじゃない!マンションの暖房を考える

エアコンだけじゃない!マンションの暖房を考える

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。

厳しい冬を乗り切るためには、暖房が必要不可欠です。エアコンやストーブ、電気カーペットなど種類も豊富で、どれを使うべきなのか迷うことも多いのではないでしょうか。今回は、マンションでの暖の取り方について考えてみましょう。

マンションの暖房1:石油ストーブ

【住民の声】
今年の春にマンションを購入したものです。冬が近づいてきたので石油ストーブを出したところ、「うちのマンションは石油ストーブ禁止のはず」とご近所さんに言われて驚いています。古い木造アパートならともかく、最新のマンションでもそんなルールがあるのでしょうか。エアコンや電気ストーブは電気代がかかるため、できるだけ使いたくないのですが……。

【お悩み解決のポイント】
マンションは集合住宅のため、1つの部屋で発生した火災が全体に回ってしまうおそれがあります。また、昔に比べると気密性が高くなっているために、一酸化炭素中毒にも注意しなければなりません。そのため、管理規約等で管理組合のルールとして石油ストーブの使用を禁止していることがあります。まずは、石油ストーブを使ってもいいかどうかを管理規約を確認し、不明な場合は管理組合や管理会社に確認を取ってみてください。

マンションの暖房2:床暖房

【住民の声】
マンションのフローリングの床が冷たくてたまりません。今のところはカーペットを敷いて対応しているのですが、温かい床にゴロンと寝転がれるよう、床暖房の導入も検討しています。床暖房を設置するとなると、それなりの工事も必要になると思いますが、マンションでも設置できるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
新築時から床暖房が設置されているマンションであれば、床下に専用の設備が備わっているため、設備の更新は可能ですが、新たに床下に床暖房を設置する場合、建物内部の構造変更が必要となり、構造体に影響を与える工事は許可されないことがほとんどですので、構造体に影響を与えない形でのリフォームが必要となります。こういった場合、直貼り式の床暖房を使う方法もあります。このタイプなら、床を剥がさずに上から設置できるからです。ただし、床が少し高くなってしまうため、生活に影響を及ぼす場合もありますので、よく検討する必要があるでしょう。
まずは、リフォーム会社や管理会社へ相談してみてください。そのうえで、管理組合へ工事の許可を取り、進めることになります。

まとめ:マンションでもいろいろな暖房を使うことが可能!

ルールをしっかりと守れば、マンションでも多彩な暖房を使うことが可能です。ずっとエアコンで通してきた方も、一度暖の取り方を見直してみてはいかがでしょうか。冬の生活がとても快適になるかもしれません。

コラム一覧