目的や金額は適切か？ マンションの管理費の疑問
こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
管理費は、マンションの維持管理のために居住者から集められるお金です。今回は、マンションの管理費をめぐる疑問について見ていきましょう。
マンションの管理費の疑問1：管理費の決定基準
【住民の声】
先日、別の棟に住む友人と管理費に関する話をしていたのですが、どうやら私の部屋とは管理費が違うようです。管理費の金額は、何を基準に決定されているのでしょうか。
【お悩み解決のポイント】
管理費の金額は区分所有法に基づき、規約に別段の定めがない限り専有部分の床面積の持分割合によって決定されています。つまり、部屋が広ければ広いほど管理費の負担割合も高くなるわけです。ただし、管理規約で別の基準を定めている場合もありますから、一度確認してみてはいかがでしょうか。
管理費の金額は区分所有法に基づき、規約に別段の定めがない限り専有部分の床面積の持分割合によって決定されています。つまり、部屋が広ければ広いほど管理費の負担割合も高くなるわけです。ただし、管理規約で別の基準を定めている場合もありますから、一度確認してみてはいかがでしょうか。
マンションの管理費の疑問2：管理費の督促の期間
【住民の声】
管理費を1年以上も滞納している居住者がいるという話を聞きました。督促は管理会社が行う取り決めになっているらしいのですが、半年ほどで督促を止めてしまったそうです。管理会社は、まじめに管理費を集める気がないのでしょうか？
【お悩み解決のポイント】
管理費の滞納については、半年などの期間を定めて督促する契約になっているのが一般的です。「その期間を過ぎても管理費が支払われなかった時はどうするの？」という点については、今後は管理組合にて対応しなければなりません。ただし、契約書には、管理組合が管理会社に協力を必要とする場合は、協力方法を協議できることになっているのが一般的です。
半年以上滞納している場合は、電話や訪問による通常の督促では解決を図りにくいため、他の解決手段を管理会社に相談してみるとよいでしょう。
管理費の滞納については、半年などの期間を定めて督促する契約になっているのが一般的です。「その期間を過ぎても管理費が支払われなかった時はどうするの？」という点については、今後は管理組合にて対応しなければなりません。ただし、契約書には、管理組合が管理会社に協力を必要とする場合は、協力方法を協議できることになっているのが一般的です。
半年以上滞納している場合は、電話や訪問による通常の督促では解決を図りにくいため、他の解決手段を管理会社に相談してみるとよいでしょう。
マンションの管理費の疑問3：管理費は安くできる？
【住民の声】
複数の居住者から「管理費が高すぎるのでもっと安くしてほしい」という声が上がっています。いろいろと調査をしてみたところ、経費を削減すれば管理費を減らせなくもないことがわかりました。しかし「安かろう、悪かろう」なマンションになってしまわないか不安です。このまま総会で決議にかけてもいいものでしょうか。
【お悩み解決のポイント】
管理費は、マンションの日常的なメンテナンスを行うためのお金です。居住者の多くが望むなら、清掃の頻度や設備のメンテナンス回数を減らしたりして経費を削減し、その分管理費を安くすることは可能でしょう。しかし、普段当たり前のように思っていたサービスがなくなると、案外大きな影響が出るものです。清掃の回数を減らした結果、「何だか汚いマンションになったなあ」と感じる居住者も現れるかもしれません。経費削減がどのような影響を及ぼすのかをまとめ、冷静に議論を進めてください。
管理費は、マンションの日常的なメンテナンスを行うためのお金です。居住者の多くが望むなら、清掃の頻度や設備のメンテナンス回数を減らしたりして経費を削減し、その分管理費を安くすることは可能でしょう。しかし、普段当たり前のように思っていたサービスがなくなると、案外大きな影響が出るものです。清掃の回数を減らした結果、「何だか汚いマンションになったなあ」と感じる居住者も現れるかもしれません。経費削減がどのような影響を及ぼすのかをまとめ、冷静に議論を進めてください。
まとめ：管理費の使途に興味を持つことが大切
管理費の使途をよく知らず、「言われているから払っているだけ」というマンション居住者は珍しくありません。自分の払っているお金が何に使われているのか、ぜひ興味を持って調べてみてください。
