1人1人の取り組みが大切。マンションの防犯の知識

1人1人の取り組みが大切。マンションの防犯の知識

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションは、オートロックや防犯カメラなどのセキュリティが充実しています。それでも不審者が侵入することはあるため、居住者や管理組合も防犯に取り組まなければなりません。今回は、マンションの防犯の知識を紹介します。

マンションの防犯の疑問1:入れてくれない部屋

【役員の声】
役員になってから知ったのですが、入居以来一度も排水管清掃を受け入れていない部屋があるそうです。中で何をしているのかまったくわからず、周辺の居住者も不安がっています。怪しい人物が住んでいるのであれば、こちらとしても何らかの対策を取らなければなりません。どうにかして中に入ることはできないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
管理規約にもよりますが、居住者が拒否しているのであれば、役員や理事長でも入室するのは難しいと思われます。災害時の安否確認などは例外中の例外であり、「怪しい」というだけで部屋に乗り込むことはできないのです。排水溝の清掃を行わないと漏水事故などにつながり、他の部屋に被害が及ぶことを説明し、何とか中に入れてもらうのが望ましいでしょう。親族の連絡先がわかるなら、説得をお願いするのも有効です。

マンションの防犯の疑問2:設置者不明の設備

【役員の声】
先日、マンションの入り口付近のフェンスに、キーボックスが取り付けられているのを見つけました。「こんなものあったかな?」と思い、管理員や管理会社、さらには不動産会社などにも確認したのですが、誰も取り付けていないといいます。不審者が複製した鍵を入れているのかも知れず、大変薄気味悪いのですが、どうすればいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
関係者が誰も取り付けていないのであれば、共用部分に勝手に設置したということで、明らかな不審物です。撤去のうえ、遺失物として警察へ届けてください。また、その旨を掲示板に掲示してください。もし設置者が申し出てきたら、勝手に設置しないよう注意してください。

マンションの防犯の疑問3:明かりをつけて「居るふり」

【住民の声】
最近、仕事の関係で帰宅時間が遅くなることが増えています。私は1人暮らしのため、空き巣に入られないか心配です。どうすればいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
タイマー付きの照明を設置してみてはいかがでしょうか。時間が来れば自動的に点灯するため、「部屋にいるふり」ができるのです。また、最近は外部からアプリで操作できる照明も登場しています。どこにいても、スマートフォンさえあれば照明をつけたり消したりできるので、任意のタイミングで照明をつけたい方は試してみましょう。

まとめ:防犯は、自分にできることから始めるのが大切

マンションの安全性を高めるためには、1人1人が防犯意識を持つことが大切です。「うちは大丈夫だろう」とは考えず、自分にできることから防犯に取り組みましょう。

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