突然響く打撃音。マンションの「壁ドン」問題

突然響く打撃音。マンションの「壁ドン」問題

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションの部屋で生活していて、突然壁が殴られる「壁ドン」を経験したことのある人は少なくないと思われます。驚くのは間違いありませんが、どのように対応するのがいいのでしょうか。今回は、マンションの壁ドン問題について考えてみましょう。

マンションの壁ドン問題1:壁ドンされた時の対応

【住民の声】
マンションの部屋で友達と談笑していたところ、突然壁が殴られました。いわゆる壁ドンなのでしょうが、初めて経験したのでどうすればいいかわからず、特にアクションを起こしていません。どう対応すればよかったのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
多くの場合、壁ドンは騒音に対する抗議として行われます。そのため、壁ドンを受けた場合は直前の行動を振り返ってみましょう。自分は普段通りすごしているつもりでも、隣室には大きな音が響いていた可能性があります。行動を改めれば、もう壁ドンを受けることはないでしょうから、自分の行動を冷静に検証してください。

マンションの壁ドン問題2:原因に心当たりがない時は?

【住民の声】
最近、執拗な壁ドンを受けるようになって困っています。知らないうちに騒音を出していたのかと思い、部屋での行動に気をつけるようにしたのですが、壁ドンは収まりません。何しろ、ソファで本を読んでいる時でさえ壁ドンを受けるのです。何が目的なのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
壁ドンを受ける原因に心当たりがない場合、直前の行動ではなく、普段の言動に対する抗議である可能性があります。隣人との間に何らかのトラブルがあったのなら、それに対する報復なのかもしれません。理由を特定しないことには和解も改善もできないので、管理組合の理事を間に挟むなどして、隣人との相談の機会を設けてみてはいかがでしょうか。

マンションの壁ドン問題3:壁ドンをするのは怖い人?

【住民の声】
私の留守中に壁ドンを受けたらしく、家族が怯えています。抗議に行こうとしたのですが、「怖い人だったらどうするの」と家族に止められてしまったため、対応は保留中です。やはり、壁ドンをする人というのは乱暴の人が多いのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
壁ドンをする人のすべてが、気の短い人や乱暴な人とは限りません。何か不満があっても、気が弱くて直接注意できない人や、長い間溜め込んできた不満が爆発してしまった人もいるからです。まったく面識がないのであれば、思い切って一度訪ねてみるといいかもしれません。仲のいいご近所さんから情報を集めたり、管理組合の理事に相談したりするのもいいでしょう。お互いの事情を知れば、よき隣人になってくれる可能性もあります。

まとめ:壁ドンを受けた時は、冷静な対応を!

壁ドンは、決して推奨される行為ではありません。しかし、壁ドンをしてしまった側にも、何らかの事情があると考えるべきでしょう。壁ドンを受けたら、すぐに自分の生活を見直し、平和的な解決を計ってください。心あたりがないようであれば、管理組合に相談してみてください。

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