困った時に頼れる人。マンションの管理員との付き合い方

困った時に頼れる人。マンションの管理員との付き合い方

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションには、管理会社の管理員が常駐していることがあります。マンションのちょっとした清掃やトラブル対応などを行ってくれる頼れる存在ですが、居住者はどのように管理員と付き合えばいいのでしょうか。今回はマンションの管理員に関する知識を紹介します。

マンションの管理員との付き合い方1:何をしているの?

【住民の声】
うちのマンションの管理員は、いつも元気にあいさつをしてくれて好感が持てるのですが、普段何をしているのか今ひとつよくわかりません。管理室に「巡回中」の札がかけてあることが多いので、おそらくマンション内を見回ってくれていると思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
マンションの管理員の仕事は、マンションの簡単な清掃やゴミ出しの立会い、設備の点検、来客の受付、その他細かいトラブルへの対応など多岐にわたります。これらの仕事は、管理組合から管理会社に委託しているものであり、管理人が実際の窓口及び担当者になっているわけです。しかしながら、「管理員が仕事をしていない、不在が多い」というクレームが発生することもあります。管理員は巡回中の場合も多く、管理事務室には常駐している訳ではありません。それ故に仕事をしていないと感じるのかもしれません。もちろん本当に仕事をしていないのであれば問題ですので、まずは事実関係を確認してみましょう。

マンションの管理員との付き合い方2:理事会への参加

【住民の声】
私のマンションの管理員さんはとても仕事熱心で、ちょっとしたトラブルにもすぐに対応してくれます。それにも関わらず、「自分が今ひとつマンションの役に立っている気がしない」とぼやいておられました。もう少し管理員さんに活躍してもらうには、どうすればいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
契約にもよりますが、管理組合の理事会などに参加してもらってはいかがでしょうか。数多くのトラブルに対応してきた管理員は、最も現場に詳しい人と言っても過言ではありません。管理会社のフロントマンよりも、さらに詳しい情報を持っているかもしれません。よりよいマンションにするためのアイディアを出してくれる可能性も高いので、ぜひ検討してみてください。

マンションの管理員との付き合い方3:管理室への出入り

【住民の声】
うちのマンションは、管理室への出入りが厳しく制限されており、管理員以外は基本的に入ることができません。理事長でさえも鍵を持っていないのです。これはよくあることなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
管理室には、重要な書類や設備が置かれていることが多いため、誰でも出入りできる状況は望ましくありません。だからといって、理事長でさえも自由に出入りできなければ、緊急事態に対応できなくなるおそれがあります。少なくとも、理事長は鍵を持っておくといいでしょう。そもそも管理会社は、管理組合から委託を受けてマンションを管理している立場です。理事長が管理室にまったくタッチできないのは、おかしいと言わざるをえません。何か誤解が発生している可能性があるので、管理組合を通じて管理会社に確認してみてはいかがでしょうか。

まとめ:管理員の仕事を知り、良好な関係を築こう

管理員はマンションの顔であり、管理会社の窓口であり、何かあった時に頼れる人です。普段から良好な関係を築くためにも、管理員の仕事について知っておいてください。

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