居住者の安全の見守り役。マンションの防犯カメラ活用法

居住者の安全の見守り役。マンションの防犯カメラ活用法

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
防犯カメラは、マンションの安全性アップのために欠かせない設備です。今回は、マンションの防犯カメラ活用法について解説します。

マンションの防犯カメラ活用法1:設置した方がいい場所

【管理組合の声】
マンションの安全性を高めるため、防犯カメラを増設することになりました。しかし、予算も限られているので、手当たり次第に設置するわけにはいきません。どのような場所に設置するのが効果的なのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
防犯カメラは、不審者の侵入に使われやすい場所や、死角になりやすい場所に設置するのがおすすめです。主に以下のような場所への設置を検討してみましょう。
・エントランス
普通に入る時は必ず通る場所です。・エレベーター内
エレベーターの中は短時間とはいえ密室になるので、防犯カメラがあると安心です。・駐車場、駐輪場、ゴミ置き場
盗難や車上荒らしなどへの対策として有効です。特に駐車場は、事故や当て逃げへの対策にもなります。

・物置小屋付近など
侵入の際の足場として利用されやすい場所には、防犯カメラを設置するといいでしょう。

・外周
不審者が身を隠しやすそうな場所や、塀をよじ登りやすそうな場所に設置しましょう。死角を完全になくすのが理想です。

マンションの防犯カメラ活用法2:カメラの種類

【住民の声】
エントランスなどの天井に設置してある半球状の機械が何なのか、ずっと以前から気になっていたのですが、防犯カメラだと知って驚きました。個人的には、もう少しカメラらしいカメラの方がいいような気がするのですが、どうでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
防犯カメラの形状には、大きく分けると以下の2種類があります。カメラを設置することになった時は、どちらにするかよく比較検討しましょう。・ボックス型、円筒型など
いろいろ細かい違いはありますが、一目見てカメラとわかるタイプのカメラです。強い犯罪抑止効果が期待できますが、特定の方向しか映すことができません。・ドーム型カメラ
半球状のカメラで、360度を撮影することができます。一方、存在に気づかれにくくカメラだとわかりにくいことから、抑止力の点ではボックス型に劣ります。とはいえ、いかにも「監視されている」という雰囲気にならないメリットもありますから、一長一短です。

マンションの防犯カメラ活用法3:ダミーカメラは意味なし?

【住民の声】
うちのマンションに設置してあるカメラが、実はほとんどダミーカメラだとわかりました。これではまったく意味がないのではないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
防犯カメラに求められる第一の役割は、犯罪の抑止効果です。「ここにはカメラがあるからやめておこう」と、犯行を思いとどまらせることが1番重要ですから、ダミーカメラにも意味はあるといえます。とはいえ、万が一犯罪が発生した時のことを考えると、やはり本物のカメラを設置するのが望ましいでしょう。証拠映像が残っているのといないのとでは、まったく話が違ってくるからです。予算の都合もありますから、少しずつでも本物のカメラに切り替えるよう、管理組合に要望を出してみてはいかがでしょうか。

まとめ:防犯カメラの役割を知り、マンションの安全性を高めよう

防犯カメラを正しく活用すれば、マンションの安全性は飛躍的に高まります。防犯カメラの果たしている役割について、今一度よく考えてみましょう。

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