いつでも安心して通れるのが理想。マンションの共用廊下

いつでも安心して通れるのが理想。マンションの共用廊下

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
共用廊下は、マンションの居住者全員が使用する通路であり、安全性や快適さが求められる場所です。今回は、マンションの共用廊下の豆知識を解説します。

マンションの共用廊下の知識1:通行の妨げ

【住民の声】
共用廊下の真ん中で、ご近所さんが何人も集まって立ち話をしているのをよく見かけます。明らかに通行の邪魔になっているのですが、特に親しい人でもないので気が引けてしまい、注意もできません。何とかならないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
共用廊下は多くの居住者が利用する場所ですから、いつでも安心して通れる必要があります。長時間の立ち話や、走り回って遊ぶ場所ではありませんし、ましてや私物を放置したりすることも一般的には禁止されていることが多いでしょう。あまりにも迷惑なら管理組合に要望を出し、掲示や回覧板で改善を促してもらうといいでしょう。とはいえ、同じマンションの居住者なのですから、あまり遠慮しすぎるのも考えものです。「すみません、通ります」といえば、すぐに道を譲ってくれるでしょう。避けて通ったりはせず、むしろ積極的に話しかけてみてはいかがでしょうか。

マンションの共用廊下の知識2:外廊下と内廊下

【住民の声】
友人のマンションに遊びに行ったところ、共用廊下が屋外に面していない、いわゆる内廊下の作りになっていました。外廊下に比べると明らかに環境がよさそうなのですが、外廊下にもメリットはあるのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
内廊下の場合は、汚れにくい、天候の影響を受けない、外部から見られない……といったメリットがあります。その反面、廊下に面した部屋の廊下側には窓が作られないため、間取りに制限ができやすいことや、内廊下は開放されていないため、換気性能にもよりますが、空気がこもり易い状態になります。外廊下は非常に開放的で、空気も常に入れ替わっています。マンション見学の際は、ぜひ廊下にも注目してみましょう。

マンションの共用廊下の知識3:廊下の安全性アップ法

【住民の声】
私の住むマンションは非常に大きく、その分共用廊下も長めです。夜中に1人で帰ってきた時などは、無人の共用廊下を歩くのが怖くて仕方ありません。何とかならないでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
安全性の観点からいえば、隠れる場所もない長い廊下は、むしろ安心して通れる場所です。雰囲気が怖いのであれば、照明をもっと明るくすると安心できるかもしれません。また、曲がり角に鏡を設置しておくと、不審者が隠れている場合に発見しやすくなります。いずれにしても、管理組合に要望を出してみましょう。

まとめ:共用廊下は快適・安全な状態を保とう

共用廊下は、いつでも安心して通り抜けたいものです。私物の放置や薄暗さなどの問題が発生しているなら、すぐに管理組合に相談してみましょう。

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