自分で思っている以上にうるさいかも。マンションの騒音対策

自分で思っている以上にうるさいかも。マンションの騒音対策

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションで生活していると、他の部屋から出る音がどうしても気になってしまうことがあります。また、楽器の音をめぐるトラブルも珍しくありません。今回は、マンションの騒音対策を考えてみましょう。

マンションの騒音対策1:音響機器の音を漏らさない工夫

【住民の声】
お隣さんから「テレビや音楽の音がうるさいので何とかしてほしい」と苦情を言われてしまいました。しかし、それほど音量は上げておらず、客観的に見ても常識の範囲だと思います。これ以上音を小さくしろと言われても困るのですが、なぜ音が漏れてしまうのでしょうか?

【お悩み解決のポイント】
音は空気だけを伝わるわけではありません。壁際で音を出していると、壁を伝って他の部屋に届いてしまうことがあるのです。テレビやオーディオ機器は壁際に設置することが多いので、どうしても音が伝わりやすくなります。少し壁から離して配置するなど、部屋のレイアウトを見直してみてはいかがでしょうか。

マンションの騒音対策2:楽器の音

【住民の声】
同じ階の居住者に、ピアノもあまりにも大きな音で弾く人がいて、ご近所さんの間で不満が高まっています。本人は「これくらい問題ないでしょう」と言いますが、実際にうるさくて仕方がないのです。どうすれば実情を知ってもらえるでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
騒音に対する感覚は人それぞれなので、本人は本当にうるさくないと思っているのかもしれません。しかし、ピアノや音響機器の音は、掃除機や洗濯機などの生活音より一段大きいのも事実です。管理組合に要望を出し、実際の音を測定するなどして、想像以上に大きな音が出ていることを本人に伝えましょう。

マンションの騒音対策3:防音カーテンの活用

【住民の声】
うちのマンションは大きな道路に面しており、車の走行音やクラクションの音などがうるさくて仕方ありません。少しでもいいので、音を小さくする方法はないでしょうか。防音ガラスや2重窓へのリフォームが有効なのは知っているのですが、あまりお金をかけたくないのです。

【お悩み解決のポイント】
外部からの騒音をできるだけ安価に抑えたい場合は、防音カーテンを使ってみましょう。一般的なカーテンより厚手なので、騒音を軽減することができます。光や熱を防ぐ効果もあるため、これらの問題に悩まされている人には特におすすめです。それでもまだうるさく感じる場合は、本格的なリフォームを検討してみましょう。

まとめ:騒音を防ぐには、自分の出している音を知ろう

嫌がらせが目的でもない限り、意図的に騒音を出している人はまずいません。自分が普段どのような音を出しているのか認識し、お互いにある程度許容しつつも、迷惑をかけないように心がけましょう。

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