ここに注目して身を守る! マンションの防犯のポイント

ここに注目して身を守る! マンションの防犯のポイント

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
防犯性が高いと言われるマンションでも、窃盗や強盗などの被害は発生しています。
今回は、自分でできるマンションでの防犯について考えてみましょう。

マンションの防犯対策1:入居直後

【住民のお悩み】
マンションに引っ越してきたのですが、改めて見ても全体的にそれほど防犯性能が高いとは思えません。
何か対策をしたいのですが、まずどこから手をつければいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
入居直後に行うと効果的なのが鍵の交換です。
マンションの鍵は退去時に引き渡すのが原則ですが、複製された鍵が誰かの手に渡っている可能性は否定できません。
ひとまず鍵を新しくするだけでも安全性は高まります。入居前に必ず鍵を交換しているマンションも多いので、管理会社に確認してみましょう。
また、もし鍵を交換するのであれば、より防犯性能の高いものを選ぶのがおすすめです。
ピッキングに強いディンプルキーや、サムターン回しを防ぐカバーなどを採用してみましょう。
もちろん、交換する前には管理会社に許可を得てください。

マンションの防犯対策2:留守中

【住民のお悩み】
家族で長期旅行に出ることになったのですが、その間に泥棒に入られないか心配です。
留守中の安全性を高めるには、どうすればいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
長期間部屋を留守にする時は、家に人がいるかのように見せかけることが大切です。
以下のような方法を検討してみましょう。

新聞を止める

郵便受けに大量の新聞や郵便物がたまっていると、家を空けていることが一目でわかってしまいます。
旅行期間中だけ新聞配達を止めてもらうなどして対応しましょう。

テレビ、電灯の自動起動

テレビや電灯には、設定された時間になると自動でスイッチが入る、タイマー機能がついているものがあります。
また、暗くなったのを感知して、自動で点灯する電灯も登場しているのです。
これらを活用すれば、留守中でも家にいるように思わせられるのでしょう。

マンションの防犯対策3:周囲の環境

【住民のお悩み】
最近、居住地域で窃盗の被害が多発しているため、鍵の交換や防犯アラームの設置などを行いました。しかし、まだ何か安心できません。部屋の外にも改善しなければならない点があるような気がするのですが、どこに目を向ければいいでしょうか。

【お悩み解決のポイント】
意外と見落としがちなのが、マンション周辺の環境です。
多くの犯罪者は、侵入する前にマンションの下見を行います。
そのため、周辺に隠れるものがあるマンションは被害にあいやすいのです。
隣に公園があったり、手入れ不足の植栽が視界を遮ったりしていれば、犯人に隠れる場所を与えてしまいます。
背の高い木や物置小屋は、足場として使われてしまう可能性もあるでしょう。
管理組合に要望を出し、植栽の剪定や撤去などを行ってもらえば、見通しがよく侵入しにくいマンションになります。
仮に対応が不可能な場合でも、自分の住むマンションの構造を知っておくことは大切です。
一度マンションの周辺をよく観察し、不審者が侵入してきそうな場所を探してみてください。
「自分の部屋は狙いやすい」とわかれば、他の対策を強化することができます。

まとめ:居住者も防犯意識を持ち、平和なマンションを作ろう

多くのマンションでは、防犯カメラやオートロックなどを備え、居住者の安全確保に努めています。
それでも、犯罪の発生を100%なくすことはできません。
居住者1人1人すれ違う人への挨拶や声掛けを行なうなど防犯に努め、平和なマンションを作りましょう。

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