明日、地震が来るかも?マンション居住者向け防災グッズを紹介

明日、地震が来るかも?マンション居住者向け防災グッズを紹介

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
日本では、いつ巨大地震などの自然災害がやってくるかわかりません。マンションの管理組合や管理会社が全入居者分の食料・防災グッズを用意するのは難しく、入居者は個別に災害に備える必要があります。ここでは、マンション居住者が備えておくべき防災グッズを紹介しましょう。

水は最も重要。3日分の水と、水不要の衛生グッズを用意しよう

以前、工事で断水になった時、とても苦労したのを覚えています。しかし、大地震や天災が来て長期間断水すればもっと大変ですよね。水はどの程度の量を用意しておくべきでしょうか。

マンション災害時の対応ポイント

災害時は、水道・電気・ガスといったライフラインの寸断が発生します。また、エレベーターが動かなくなり、マンションの高層階に閉じ込められてしまう可能性も否定できません(いわゆる高層難民)。最悪の場合、水も電気も使えない部屋で数日間耐えなければならないのです。

命をつなぐために最も大切なのは水です。飲料水と非常食は少なくても3日分用意しておきましょう。保管できる水の量には限界がありますから、水を水分補給以外の理由で使うのは避けなければなりません。水を使わない災害用簡易トイレ(トイレマット)、ウェットティッシュ、ドライシャンプー、歯磨きシートなどがあると非常に便利です。

停電に備え、懐中電灯やラジオを確保。救急セットも重要

災害で停電が発生して、何日も電気なしで生活することを考えると、怖くて仕方がありません。大怪我をしたら、救助されるまで生きていられるのかとも思います。助かるためにはどのような準備が必要でしょうか。

マンション災害時の対応ポイント

停電した状態でマンションに閉じ込められれば、テレビもパソコンも使えないので外部の情報が入手しにくくなります。夜も暗いままですし、怪我人の手当ても自分たちで行わなければなりません。以下のグッズをそろえておくと便利です。

救急セット

  • 絆創膏
  • ガーゼ
  • 包帯
  • 三角巾
  • 消毒液など

照明関係

  • 懐中電灯
  • 電池式ランタン
  • 乾電池

ロウソクやライター、カセットコンロなどは、自室又は近隣などのガス管が破裂している可能性もあり、安易に使用してしまうと大変危険です。明かりが必要なときには電池式で点くものを使用し、あらかじめ予備の乾電池を用意しておくようにしてください。

発電・情報関係

  • ラジオ
  • 手回し式発電機
  • モバイルバッテリーなど。

安全・掃除グッズを用意すれば、災害後の片付けも楽になる

地震に襲われた地域の人たちは、救助されたあとも家の片付けで苦労されているようですね。片付けを安全に行うために必要な防災グッズを教えてください。

マンション災害時の対応ポイント

災害に襲われた家は、窓が割れたり物が散らばったりして大変乱雑になっています。掃除と整理整頓をしなければ、部屋自体に異状がなくても生活することができません。かといって、不容易に踏み入れば怪我をしてしまうこともあります。以下のグッズをそろえてみましょう。

ほうき、ちりとり

停電して掃除機が使えない時でも掃除ができます。

粘着ローラー

細かいガラスの破片を安全に取り除くことができます。

手袋、ヘルメット

体を守り、怪我を防ぎます。

麻袋

ビニール袋より頑丈で、ガラス片や折れた木なども入れられます。

ビニールシート

割れた窓を防いだり、作業スペースを確保したりできます。

ウォータータンク

給水車から水を運ぶのに便利です。

まとめ:防災グッズをそろえ、普段から災害に備えよう

災害時に身を守るためには、普段から十分な備えをしておく必要があります。防災グッズは定期的にチェックし、災害時の避難経路の確認や避難訓練なども行いましょう。

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