マンションの一室が汚部屋・ゴミ屋敷に! 改善は可能か?

マンションの一室が汚部屋・ゴミ屋敷に! 改善は可能か?

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
「汚部屋」や「ゴミ屋敷」というものを聞いたことはないでしょうか。一軒家のイメージがあるかもしれませんが、実はマンションでもこれらの問題は発生するのです。今回はマンションの汚部屋・ゴミ屋敷への対応や参考事例を見ていきましょう。

廊下にまで悪臭が漏れているのは問題。管理者に報告しよう

マンションの隣室からひどい悪臭が漂ってきます。最近は虫まで発生しており、隣室がゴミ屋敷になっている可能性が高いと思われます。恐ろしくて確認に行くことさえできないのですが、どうすればいいでしょうか。

マンション管理 対応のポイント

マンションの部屋内部は「専有部分」であり、どう生活するかは基本的に入居者の自由です。しかし、廊下などの「共用部分」にまで影響が及んでいるのであれば、放置することはできません。管理組合に連絡を取り、問題の部屋を確認してもらってください。ゴミ屋敷ではなく孤独死の可能性もありますから、早めに連絡し対応することが大切です。

まずはゴミ屋敷の住民を説得。駄目なら訴訟が必要な場合も

マンションの一室がゴミ屋敷になってしまっており、対応に苦慮しています。他の入居者からは「改善しないのであれば出ていく」という声が上がっており、なるべく早く解決しなければなりません。どうすれば部屋を片付けてもらえるでしょうか。それとも、裁判を起こした方が早いのでしょうか。

マンション管理 対応のポイント

ゴミ屋敷の入居者は他の人と交流を持っていないことが多く、悪臭や汚れにも慣れてしまっているため、迷惑をかけている自覚がない可能性があります。まずはゴミ屋敷を訪問して、悪臭や虫の発生源になっていること、火災の危険もあること、近隣住民が迷惑していること、このままだと共同の利益に反する行為として訴訟もありえることなどを伝えましょう。
どうしても正常化が望めない場合は、訴訟を起こすことが必要となる場合もあります。弁護士にも相談の上で行動に移ってください。

汚部屋・ゴミ屋敷問題は深刻。対応は早めに

現在の日本ではゴミ屋敷問題が深刻化しており、条例を定めて対応する自治体も出てきています。汚部屋・ゴミ屋敷化が進行するほど改善が難しくなるので、異状に気づいたらできるだけ早く解決することが大切です。

コラム一覧