マンションの共用部の電灯 維持管理と節電のポイント

マンションの共用部の電灯 維持管理と節電のポイント

こんにちは、マリモコミュニティがお届けするマンション管理コラムです。
マンションの電灯は、点いていて当たり前という感覚があるかもしれません。しかし、実際は維持管理が大変な部分でもあります。ここでは、マンションの電灯について見ていきましょう。

電灯は安全のために必要不可欠。消えていればすぐに交換

マンションの安全性を高めるためにも、電灯は必要不可欠です。夜遅く帰ってくる入居者の方にとっては特に重要でしょう。マンションによっては、1ヶ所の電灯が消えているだけでも通路がかなり暗くなる場合があります。安心して通行できるよう、明るさを保ちたいものですね。

電灯の消耗・破損が判明したら、放置せずにすぐに電灯を交換するのがよいでしょう。交換しても点かない場合はセンサーや灯具自体の故障かもしれませんので、原因特定のため点検が必要です。
もし電灯が何度も割られるようなトラブルが発生したら、悪質な嫌がらせとして通報などの対処が必要となるかもしれません。

マンションの節電方法3選。センサー式電灯やLEDが有効

共用部を明るく保つために、マンション内の節電も課題のひとつです。節電して電灯の寿命を長くすれば、消耗せずに使い続けられるでしょう。節電の方法としては以下のようなものがあります。

  • センサー式の電灯の導入
    センサー式の電灯は、人が通りかかった時にのみ点灯します。電灯の無駄な使用を省き、電気代を大幅に削減できるでしょう。駐車場など、あまり人が通りかからない場所では特に有効です。
    暗さを感知して自動で点灯させるセンサーもあります。
  • LEDの導入
    LEDは蛍光灯に比べると電気代が低く、メンテナンスも簡単なのが大きなメリットです。蛍光灯からの切り替えにはそれなりの費用がかかりますが、長期的に見れば電気代の削減につながるでしょう。
  • タイマーの調整
    多くのマンションでは、設定した時間になると点灯する電灯を設置しています。夏場は日が長いので、遅めの点灯・早めの消灯でも問題ありません。季節に合わせてタイマーを調整すれば、その分電気代を削減することができます。

虫除けにはLEDが有効!紫外線を出さないので虫が寄ってこない

春から夏にかけて大きな問題になるのが、電灯に集まってくる虫です。入居者の方の中には虫が怖かったり苦手な方もいると思います。虫の死骸が落ちていると不快ですし、掃除の手間もかかります。虫除けグッズを利用して虫が入居エリアに入らないようにすることも有効ですが、手間や費用の観点からいっても現実的ではありません。

そこで有効なのが、LED電灯に切り替える方法です。虫は主に紫外線を見て活動しているため、紫外線をほとんど出さないLEDの光には集まってきにくいのです。節電も兼ねてLEDへの切り替えを検討してみるのもおすすめです。

入居者の安心のために、電灯のメンテナンスを

暗いと転倒や衝突の危険が高まりますし、人間は暗闇に対して本能的に恐怖を感じるものです。入居者の方々が安心して生活できるよう、電灯が日々メンテナンスされているのが望ましいですね。

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